忘れることのないクリスマス

忘れることのないクリスマス

中学二年生の１０月。
私に初めての彼氏ができました
クールでオシャレ（髪型はマッシュ）でみんなの憧れの的で、そんな彼と両想いになれてとても嬉しかったです！
そんな、彼氏との初デートはクリスマスで友達カップルも含めたダブルデート！
植物園のイルミネーションを見に行きました。
ダブルデートだから二人で居られる時間も少ないのかな…。
と思ったら、彼が
『ここからは二人で時間過ごさない？』
と言いました。
そんな、急展開に私はドキドキ。
クラスでもたくさん話すほうではなかったし、部活のこともありなかなかたくさん一緒に帰れなかったから、久々すぎる二人きりの時間。
緊張しすぎて、ドキドキの沈黙…。

すると、彼は可愛い袋からキーホルダー二つを取り出しました。
それは、彼と私の名前のイニシャルのキーホルダーでした。
彼『これ、クリスマスプレゼントね。お揃いで付けてくれないかな？？』
私『ありがとう！！！嬉しすぎ（ ; ; ）』

そして、私は自分のイニシャルのキーホルダーが手渡されるのかと思っていたら、彼のイニシャルのキーホルダーを渡されました。

私『え？？これ…』
彼『うん。俺の名前つけててくれない？』
と照れくさそうに言いました。

いつもはクールな彼の言動と行動にキュンとしました。
その翌日の学校…私たちのペンケースにはお揃いのキーホルダー。

彼とはそれから一年くらいで別れてしまったけど、今でもクリスマスが来るたびに思い出して、未だ手放すことのできないあのキーホルダーを眺めています。

正直、今でもまだ彼のことが大好きで
忘れられないです。

written by 大福