もし私が彼と同い年だったならよかったのに

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彼とはグループLINEで知り合ったのがきっかけでした。
あるフォロワーさんにグループLINE入ろうよ!
と誘われ私は暇つぶしに入ってみるか!
と思いそのグループLINEに入りました。
ですが私はもう成人をしていてでも周りは
ほとんど高校生ばっかりで正直話題に
ついていけませんでした。
誘ってもらったフォロワーさんには
申し訳なかったんですが私はそのグループLINE
を抜ける事にしました。
その時私と一緒のタイミングで抜けた男の子が
たまたま私のLINEを登録しており彼から
連絡がきました。
最初はお互いの住んでる場所や好きなものや
たわいのない事をLINEしていました。
それからしばらくして電話もするようになり
とくに話したい話もないのに夜遅くまで
彼と電話をするのが楽しかったし
彼も「さなと電話するのが楽しい」
と言ってくれました。
次第に私は彼に恋子をいだくようになりました。
ですが何点か問題がありました。
彼とは住んでる場所が違う事
彼はその当時高校生でした。
あとは彼には付き合っている彼女がいました。
それを分かっていた為私は行動にうつす
事ができませんでした。
今の関係が壊れるならこのままでいいや
そう思っていました。
彼は部活では剣道部に入っていて電話でも
たまに部活の話をしてくれました。
ある電話の時に
「今度試合でさなが住んでる所に行くんだけど
あえるならあいたいな」と言われました。
最初はどうするべきか凄く凄く悩みました。
会ってしまって幻滅されたらどうしよう
会って気持ちが抑えられなくなったら
どうしよう
そんな事ばかり考えていました。
だけどそんな事ではダメだ!!と思った私は
思い切ってあいに行きました。
ドキドキの中彼を待っていると
剣道着を着た彼が恥ずかしそうにこっちに
来る姿が見えました。
彼は写真で見るよりも少し幼くて
思ったより背が低くてでも笑顔が可愛い彼でした。
私もあったいいけどどうしたらいいかわからず
ドギマギしていたら彼が一言
「実際に見ると大人だね」
と言われました。
私は何か言わないと思ったその時
彼は顧問の先生に呼ばれてしまい
会話はそこで終わってしまいました。
でも彼が「時間があるなら試合見て!」
と言われました。
でも会場には知らない人達ばかりで
彼がどこにいるのかもわからなかったので
私はそのまま家に帰りました。

それからしばらく彼とは変わらず連絡を
していました。
会ってから私の気持ちは大きくなり
彼を好きだという気持ちが強く強くなっていました。
だけど付き合えない事は私には分かっていました。
なので私はLINEで彼に自分の気持ちを伝えました。
「私は貴方の事が大好きなんだ!でも貴方は
高校生でそれに彼女もいるから叶わないし
私は成人をしているからどうしても年齢の
事が気になるんだ。でも気持ちだけ伝えて
おきたいなって思ったんだ!もう気持ちを
伝えてしまったら貴方とは友達という
関係でいるのが辛いからこれを最後の
連絡にするね!今までありがとう!
本当に楽しかったよ!彼女と幸せで
いて下さい!あとこのLINEを見たらブロック
して!私もブロックするから!じゃあね!
大好きでした!」

それが彼との最後の連絡でした。
今でもふとその彼の事を思い出す時があります
私が彼と同い年だったら何か変わっていたのかな
と思ってしまいます。

written by さな

エピソード投稿者

さな

投稿エピ 1