あの頃はどうしてあんなにも熱く生きていたのでしょうか。
学生時代にお付き合いをしていた人がいました。
その人は同い年で、どちらかというとガキ大将タイプでした。
すぐ機嫌が悪くなることが多く、毎日のように喧嘩をしていたことを今でも覚えています。
ただの喧嘩で済むのならいいのですが、学校が終わってもいないのに一人で怒って帰宅してしまうこともありました。
こういうことがしょっちゅうありましたから、
もう本当にいい加減にしなさいと思ってはいたものの中々行動に移せずにいました。
しかしある時、思考は行動になるものなんだと実感しました。
いつものように怒って帰宅しようとする彼氏を学校の廊下で待ち構えて大声で怒鳴りました。
それでも帰ろうとした彼氏をつかまえてこんなことはやめなさい、もうしませんと言いなさいと注意しました。
私はとにかく必死だったのでものすごい顔になっていたのでしょうか、彼氏は驚きを隠せないようすで、
帰るのをやめ、その後の授業までしっかり出席しました。
そしてこれを機会に彼はあまり怒らなくなりました。
written by ぱんだ子
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