私は中学時代、剣道部に所属しており当時の私は幼なじみで同じ部活のゆきとでした。
彼はいつもクラスでも部活でもおちゃらけていていつも彼の周りには人がいるような人で、だけど昔っからずっと努力家で毎日誰よりも遅くまで残って自主練して先鋒(剣道の団体戦における1番最初に戦うポジション)を部員の多い中で勝ち取るようなそんな人でした。
そして総体、私にとって中学生活最後の大会の個人戦で、私はこの試合を勝てば県大会出場を決められる試合でした。
結果その試合は延長の末負けてしまい、とても悔しくて悔しくて面をとったあと人目のつかない会場の端っこで泣いていました。なんだかそれすら惨めでさらに泣けてきました
すると、そこにゆきとが来て「やっぱここにいた、惜しかったな」と言って小さく丸まってる私を抱きしめてくれました。
臭いよ?と言ってもそんなことないだなんて言ってくる彼がおかしくって、なんだかんだ彼は私が泣き止むまでずっと隣にいてくれました。
その瞬間私はずっと近くにいたからこそ気づかなかった気持ちに気づきました。
私は彼のことが好きです
written by のか
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