誰もいない朝の校舎で

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高校生の時に、年下の野球部の彼氏ができました。彼も私も部活が忙しくて休みの日にどこかに行ったり、学校から一緒に帰ったりすることが滅多とできませんでした
だから私たちの日課は、朝早く学校に行って、唯一空いてる鍵が壊れてる校舎の二階の更衣室でそこでお互いの朝練が始まるまでの時間一緒に過ごすことでした。何を話すわけでもなくただ同じ空間に一緒にいれることが嬉しくて、誰もいない朝の校舎に2人で隠れてはじめてのキスをしたこと今でも鮮明に覚えています。夏の暑さのせいで汗が出るのか緊張のせいで汗が出るのかお互い分からないままドキドキしたあの夏あの場所は私にとって一生の宝物です

written by あや

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あや

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