中学2年の冬、とある高校の演奏会に行った時に初めて彼を見つけました。
彼の作る音楽がとても素敵だったから、同じ高校に進学することを決めました。
晴れて高校生になり、やっと彼と再会できると思ったのですが…
実は、彼はもう卒業していて大学生になっていました。
でも、指導能力を買われた彼は指導者として来てくれたのです。
コンクールや、演奏会で沢山音楽を作ったこと、
それだけで私は涙が出るほど嬉しかったけど
彼と共に時を過ごしていくにつれ、いつからか尊敬の気持ちは恋へと変わっていきました。
ただ、彼はもう大人だから振り向いてくれることはないだろうとずっと思っていたので
想いは伝えることのないまま高校卒業を迎え、大学生になりました。
本来ならここで終わるはずの私の青春ですが
ここから一気に展開して行きます。
彼が、大学合格祝いのためにご飯に連れて行ってくれたのをきっかけに
二人で度々出かけることが多くなりました。
そんなある日
いつものようにご飯を食べて家まで送ってもらって
ラインで会話してると
彼から『付き合ってほしい』と送られてきたのです。
すぐに電話してよろしくお願いしますと伝えました。
遅れてきた青春ですが、今とても幸せです。
written by 沙良
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