いまの彼と出会ったのは、大学2年生の時でした。わたしはオーストラリアの大学で勉強していて、お互い一目惚れして毎日のようにラインをしてました。でも親に付き合う前から大反対され、親と大げんかをしてしまいました。まだ彼の気持ちを知らないわたしは彼のことを諦めようと、最後にデートをしようと思いました。
その時はもう寒い冬が過ぎ、だんだんと春を感じられる頃でした。一緒に彼の行ったことのないフリーマントルって言うところに行って、お土産をいっぱい買って、美味しいものもいっぱい食べました。その時、最後のデートだと思ってたこともあり、一緒に海に行って夕日を見に行かない?って彼に聞きました。彼は海が好きだったのですぐ頷いてくれました。海に着いた時はちょうど夕日が沈もうとしていて、わたしは複雑な気持ちでその沈んでる夕日を見ていました。「あ〜もうこれで終わりなんだね...」って心の中で思っていました。その時は涙を堪えるのに精一杯でした。
その時でした、彼が急に「俺の家に来ない?まだ時間あるし。」って言ってくれました。わたしはびっくりしながらも、頷きました。
彼の家で他愛もない話をしながら、楽しい時間を過ごせました。わたしはもうこれで満足だと、心の底から思いました。
ですが、彼は急に話をやめました。話をやめた途端ちょっと気まずくなって、わたしは彼とは違う方向に顔を向いてしまいました。わたしの反応を見て、彼はこう言いました、「こっち向いて」と。彼の方を向いた時、彼の顔がゆっくり近づいてきて、気づいたらもう彼にキスをされていました。わたしは目を見開いて、彼のことを見つめました。当時は彼がわたしのことをなんとも思ってなかったと思っていたわたしには本当にショッキングな出来事で、わたしは固まっちゃいました(笑)。
びっくりして固まってたわたしに、彼は言いました。
「俺と付き合える?」
彼は留学生だったこともあって、いずれは遠距離になるのだと思い彼に尋ねました。
「でも日本に帰っちゃうでしょう?」と。
それで彼はこう言いました、
「その時は遠距離して、お互いまた会える日まで頑張ろう!」
もうわたしは涙を堪えることができず、泣いてしましいました。返事はもちろん、
「はい!」でした。
いま思えばこの日のことはもう一年も前のことで、遠距離を一年続きましたが、来年からはわたしが東京に行って住む予定なので、いつでも会いたい時に会えるから、すごく楽しみです!
written by りん
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