年下彼氏ができた時の話

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高校2年生の私には付き合って3ヶ月経つ、1つ年下の彼氏がいます。
出会いは、私が所属していた軽音楽部に彼が入ってきたことがきっかけでした。1年生が入部してきて私が初めて話しかけた後輩が、まさに彼でした。私はドラムパートに属していて、彼もまたドラムパートに来てくれました。

私が元々、誰とでも仲良くできるタイプだったおかげで、彼とはすぐに仲良くなりました。とてもクールで真面目な、とても硬派な印象を受ける彼でしたが、テスト期間には一緒に勉強したり、LINEも毎日していました。もうその頃には、彼のことが好きでした。

そんな時、LINEで理想の告白について話していました。彼は「直接がいいな」と言っていました。私は「学校の帰り道にさらっと言われたいなぁ」と本当の理想を言いました。しかしそんな話が長く続いたわけでもなく、いつも通り盛り上がってその日は終わりました。

その三日後、テスト期間だったので図書室で二人で勉強したあとに、学校から駅までの道を歩いていました。彼は学校から家が近いので自転車通いだったのですが、電車通いの私を駅まで送ってくれるということだったので、お言葉に甘えて送って貰うことにしました。

駅に着き、あと3分で電車が来てしまうという時でした。私が「あと3分だから行くね」と言うと、彼が柄にもなく赤面しながら「あの、付き合いませんか、先輩」とストレートに言ってきました。私はびっくりして、一瞬言葉を失いましたが、ただ一言「いいよ!」とだけ言って恥ずかしさを誤魔化すため、「ばいばい!」と勢いで駅のホームに走っていきました。

その後すぐに「ありがとう」とLINEを送ると、「すごく恥ずかしかったです」と返ってきました。普段はすごくクールなだけあって、彼のその言葉に『勇気を振り絞ってくれたんだなぁ…』と嬉しくなりました。

今もその彼と、その時の話をするのですが、何ヶ月経っても恥ずかしく、そして甘酸っぱい、とてもいい思い出です。

written by くのいち

エピソード投稿者

くのいち

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