私が高校生のとき好きだった彼は野球部でした。
野球部は毎日毎日忙しそうで厳しい練習で有名でした。
彼は普段は明るくいつも笑っていて、正直言うとバカみたいなこともたくさん言うし授業中も部活で疲れて寝てばっかりでした。
高校2年生の夏。夏の大きな大会が近づいてました。私はチアリーダーをしていました。前日彼に「スタンドから応援しています。」と送ると「頑張れます。」と返ってきました。そんな些細なことでさえとても嬉しかったです。
試合当日。途中で雨が降り出し試合は中断。雨がやみ始め、グラウンドに彼がでてきたとき、スタンドにいる私に気づきました。するとグラウンドから彼が私に手を振ってくれました。グラウンドで泥だらけのユニフォームを来ている彼とスタンドでチアリーダーをしている私。すごくキュンとした青春でした。
いつもはアホなことばっかりふざけまわっている彼ですが、試合中の彼はとても真剣でかっこよかったです。
その夏の花火大会で、彼に私は告ったのでした…
written by たむたゆ
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