これは私の友人である、ユリから聞いた話です。
ユリが中学一年生の時です。
ある日友達と公園に行きました。
そこの公園は他の地域からも来る人気のある公園だったため、色々な子供が来ていました。
その日は小学生が多くいて、小学生とも交流しながら遊んでいました。
その時、ある小学生男子に話しかけられました。
その子はT君。少しばかりヤンキーのような顔立ちでした。
T「あれー。どこ中ですかー?w」
私「○○中だけど…」
T「へぇー。てか超クールw本物の中学生だw」
私「あ、はい。」
何だこいつ。と思いながら冷静を装っていた。
T「先輩可愛いっすねーw」
私「あぁ。どーも。」
キモい!冗談でもキモい!と思いながらその日は帰りました。
それから少したって、私は二年生に進級しました。
入学式の日、あることに気づきました。
それはあのT君が中学校の入学式にいたことです。
私がその事に気づいた瞬間、寒気がぞわっときました。
関わらないようにしよう。そう思いました。
それから何もなく、T君はサッカー部に入りました。
サッカー部は、私の彼氏がいました。
もちろん全校の皆誰一人私と彼が付き合っている事は知りません。
それなのにT君は彼の前で、私の事をベラベラと話していたそうです。
その事はLINEで彼から聞きました。
内容は、その日私の行動にキュンとしたことをベラベラ話していたそうで、彼は、Tはストーカーだ。と怒っていました。
彼の行動が過剰になっていきました。
運動会の日。
彼は違うクラスで、チームが違いましたが、T君とは、一緒でした。
チームで円陣を組んだとき、円になって手を繋ぐ時、様々な事に関して、全て私の隣にくっついてきました。
あるときは、
同級生の仲の良い男子と話していると、
T「○○先輩ー!」
と、その話していた男子声を掛け、話を遮られる事もしばしば。
LINEでは四六時中、通話と会話を求められました。
それが続いているある日、そのT君の同級生で、私と仲が良い子からこんなことを聞きました。
「T君、『ありさ』って女子と付き合ってるよ」
ほぉ。これは良い情報だと思い、LINEで突きつけました。
でもT君は衝撃の一言を放ちました。
「告白を断れなかった。でも本当はユリ先輩の事が好きなんで。」
その一言をキッカケに、二週間後、彼女とは別れたそうです。
その後も彼は、高校、大学まで私についてきています。
彼氏はもういいだろ…と言って、T君に私と付き合っている事を話しました。
しかしT君は、
「俺がユリ先輩の心を奪うまで、一生つきまとうから。」
その一言で、彼氏は私の事をもっと大事にしてくれるようになりました。
written by らぁゆ
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学生。彼氏?。