実は○○な彼氏

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中学校に入学して同じ班になった男の子に恋をした話です。
彼はいわゆる草食系男子で、下ネタも一切言わない男子でした。整った顔立ち。優しいけど落ち着きのない性格。そんな草食系な彼が私は好きになってしまいました。

中学校に入学して初めてのクラス。同じ班だった彼が話しかけてくれました。話しやすい人だなーって思ってて、そのまま時が過ぎ、一年生最後の席替え。話しやすい人が良いなって思ってたら、彼が隣の席でした。その日から毎日授業中でもちょっかいを掛け合う仲になり、放課後彼も含め五人で、公園でサッカーなどしたりする関係になりました。
ところが二年生のクラス替えでクラスが離れ、一切話さなくなりました。ですが私は諦められず、想いを伝えぬまま同じバレーボール部の同級生メンバーに色々相談などしていました。
二年生の終わり、私の異性の親友が私の好きな彼に蹴られてめっちゃ痛いって言っていた(冗談を聞かされた)ので、私は調子にのって彼に話しかけたところ、彼は私に見向きもせず、自分の教室に入っていきました。聞こえなかったのかな?と思い、別の日にまた話しかけても同じ結果でした。
もう私は嫌われているんだ。もう叶わぬ恋なんだ。と思い、いままでありがとう。という気持ちを込めて、二年生の最後にバレンタインチョコをあげよう、と決断しました。当日、彼の家に行き彼が玄関から出てきた最初の一言目が、何だ(私)か。と言ってきたのです。あぁ。やっぱ私なんかに興味無いのか。と思いつつチョコを渡しました。
優しい彼はホワイトデーで、バレンタインのお返しをしたいと、彼と同じクラスのバレー部の一人にそう告げていたそうで、私にその事を伝えてくれました。
なんて優しいんだろうと思いながらホワイトデー当日、彼が部活中の私の元へ来て、バレンタインのお返しをくれました。
恥ずかしくて下を向きながら、ありがとう!としか言えませんでしたが、本当に嬉しい出来事でした。
彼はホワイトデーの少し前にLINEを始め、友達登録はしてあるものの、話す内容がなくまっさらな状態でした。
あ、話す内容あるじゃん!って思ってホワイトデーの事についてしっかりお礼をしました。その日から共通の友達の家で一緒に遊ぶ時、わざわざLINEをくれてそこから様々な話が出来ました。
彼とLINEを始めて早3日目。
夕食を食べた後、LINEきてないか確認したところ彼からメッセージが来ていました。LINEを開こうとした瞬間、彼はメッセージを取り消し、見れなくなってしまいました。彼に聞くと、
後で話したい事がある。と言われ、私は恐怖を感じました。
あぁ、私は彼に対して調子にのり過ぎたんだ。きっとウザいと感じさせてしまったんだ。と心の中でそんな感情が溢れでてきました。
その後お風呂に入っているとき彼からLINEが入り、気になりすぎてお風呂でスマホを操作してました。
そして彼から、
「もし良かったら付き合ってくれませんか。」
とLINEがきました。
予想外すぎて湯船から飛び立ち、放心状態になっていましました。
私は迷うことなく、
「私で良ければ」
なんてカッコつけて送信しました。
ずっと好きだった彼からいきなり告白されていきなりお付き合いをする関係になったことに、正直夢見てるんだなって思いました。
1ヶ月を過ぎちょっとしたラブシチュエーションがあったくらいで、特にラブラブしているという訳ではないが彼に本当に私に対しての恋愛感情で見ているのかが全く分かりませんでした。私はこの状況を打開すべく、私と彼が仲良しな関係である友人のカップルに付き合ってる事を明かしました。(もちろんその他の人には一切付き合ってる事を言っていません。)
そうすると、友カル(友人カップル)の女子の方と、お互いの恋愛相談をする機会が増えていきました。
彼の本当の気持ちを友カル女子が探ってきてくれたりもします。そうしたお陰で、だんだん自他共に認めるラブラブカップルになりました。(LINEの中だけね。)私の事を可愛いとか、高校卒業したら、結婚しよう、籍入れよう、同棲しよう等と、彼は結構積極的に発言する人になりました。
実は一見草食系に見えて、付き合って見れば稀に下ネタも言いますし、恋愛には積極的な彼でした。
しかし私以外にも彼を好きな人がたくさんいましたが、全く気づいていなかったようですw
そんな鈍感な彼にバレンタインという小さなキッカケで人生が大きく変わりました。

今では他の男子と話していたら、その男子に体当たりして会話を辞めさせようとしますw
私も正直めっちゃ嫉妬しますが、彼ももしかしたら嫉妬しているのかも知れませんw


最後までありがとうございました。

written by らぁゆ

エピソード投稿者

らぁゆ

女性 投稿エピ 3

学生。彼氏?。