私が引っ越すことになった時

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小中学校が同じだった彼は、高校入学の直前に告白してくれました。
私は英語が好きで、海外の大学に行く可能性も考えていて、彼もこれを知っていました。しかし、告白の際彼に「付き合うなら会える距離にいてほしい」と言われ、最初は少し迷いましたが、それでもいいと思えるくらい彼のことが好きな自分に気づき、約束をして付き合うことになりました。
それから高校に入学し、無事夏休みを迎え、家族で食事をしていた時のこと。親に「お父さんが東京に転勤になったの。高校は編入試験を受けて、年末に引っ越すよ。」と告げられました。真っ先に彼に話そうかと思いましたが、伝えたら別れることになるかもしれない、という恐怖から、しばらく話せずにいました。
そんなある日、彼と寝る前に電話をしていると、引っ越しのことを考え、私は急に泣き出してしまいました。その時ついに全て話しました。引っ越しのことも、別れるのが嫌で隠したことも。彼はずっと黙って聞いていました。
話を終えると、数秒の沈黙の後に彼は言いました。「じゃあ、来年からのデートは東京も行けるんだね。色々案内してね!」と。私はびっくりして「遠くに行っちゃうのに、別れないでいいの…?」と聞いてしまいました。すると彼は「確かに東京は遠いけど、会えない距離じゃないよ。それに、最初はあんな風に言っちゃったけど、会いに行くためなら世界の裏側でも宇宙でもすぐに行くから。だから、遠くに行っても俺のこと好きでいてくれる…?」と言ってくれました。私は嬉しくなって、泣きながらずっと好きでいることを約束しました。
あれから3年近く経った今、約束は変わらずに続いています。今は受験で忙しくなかなか会えませんが、隣同士の大学を目指し、お互い励まし合って頑張っています。

written by らん

エピソード投稿者

らん

秘密 投稿エピ 1