諦めきれなくて

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お付き合いしている彼との出会いは合コンでした。
正直、合コンでの出会いはあまり期待していませんでした。お店に着いてすぐ、出入口の所で彼と顔を合わせたのですが、その時「あれ、なんかこの人知ってるかも…。」と感じ、不思議な気持ちのまま一次会、二次会と終わりました。解散の頃にはすでに彼の事が気になって仕方なくなっていました。何故だか「懐かしい感じがする。あの人と一緒になる。」と漠然と思っていました。

その後、連絡をとって2回ほどデートに。しかし、実は遠距離の彼女がいるという事実を友人を通して知ってしまいました。その存在を隠されていた事にショックを受けている頃、彼は転勤になって連絡はそれきりに。

それから半年、他の人ともお付き合いしましたが、何故かどこかで彼のことを考え…。やさぐれていた時、彼から連絡が。出張で近くに行くので久しぶりに飲まないか、というものでした。
その頃には、傷は浅くなっていたので、まあいいか、という気持ちと何かを少し期待する気持ち半々で会うことに。

久しぶりに会ってみると、やっぱり好きという気持ちが爆発してしまいました。その時はまだ彼女と続いていたという事でしたが、どうしても諦めきれないと強く思いました。その日から、ただ他愛のないやり取りをLINEでするようになりました。

そして、数ヶ月経ったある日「一緒に旅行に行かないか」とのお誘いが。また同じ思いをするのかと困惑していると、「実は、随分前に彼女に別れ話をしてきた」との事でした。そして、現地集合の形で旅行に行き、旅行先でようやくお付き合いすることになりました。

長い片思いが叶い、遠距離恋愛となりましたが、今では将来の話もするようになりました。初対面の時のわたしの直感は正しかった、とつくづく思います。

written by ゆき

エピソード投稿者

ゆき

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