私たちの恋物語。

私たちの恋物語。

「この人私の彼氏なの」
そう言って紹介されたのは私がずっと想いを寄せていた人でした。
その場では笑顔でおめでとうと祝福しましたが帰り道家の近くの公園で泣いてしまいました。
そこに幼馴染の男の子が来て話を聞いてくれました。
幼馴染の彼は私の恋を密かに応援してくれていました。
でも失恋してしまい私は彼のことが好きだと言う気持ちのやり場がなくなりどうすればいいか悩んでいました。
すると幼馴染の彼は
「じゃあその気持ち俺にくれよ」と言いました。
どういうことかわからず私が呆然としていると
「今まで応援してたけどやっぱり無理」
「俺お前のこと好きだから。その残った気持ち俺にぶつけてよ」
と告白されました。
しかし私は失恋したばかり
「あの人がだめだったからあんたってわけには……」と言うと突然抱きしめられ
「俺にもチャンスをくれよ俺がお前を幸せにしたい」
と言われました。
力強く抱きしめられそんなふうに言われ私は思わずきゅんとしてしまいました。
そんな私たちの恋物語は始まったばかりです。

written by 楠木ひよこ