15年

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私が小学5年生の頃、休み時間のたびに私のところへ『遊ぼう!』と訪ねてくる小学2年生の男の子がいました。
習い事も一緒で、毎日遊んであげてるうちに、『僕、◯◯ちゃん(私)のことが好きなんだ』と真剣に告白されました。弟のようにしか思えなかった私は『ありがとう、また大きくなったらね!』と答え、いつしか私は中学にあがり、彼は転校し、全く別々に長い月日が経ちました。
15年後、たまたまSNSで彼の存在を知り、フォローをすると『えっ?もしかして◯◯さん?お久しぶりです!』とのメッセージが届き、
15年ぶりに会うことに。
待ち合わせ場所には驚くほど大人っぽくなった彼がいました。15年前の幼い面影はすっかり消え、背が高くなり、大人になった彼にドキドキしてしまいましたが、話すと当時の笑顔は変わらず、思い出話に花が咲き、意気投合。職種も同じで、気づけば時間を忘れて何時間も話していました。
『◯◯さんが僕の初恋の人だったんです、小学2年生で告白した時「大きくなったらね」って言ってくれたよね?……僕と付き合ってもらえませんか?』と15年越しに再び告白され、付き合うことになりました。

written by あやの

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あやの

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