小学校三年生の時のクラス替えで、初めて隣の席になった男の子にひとめぼれ。
以来、ずっと目で彼を追い、彼に会えるのがうれしくて学校に行くのが楽しい日々でした。
小学校六年生になったとき、彼が告白してくれて付き合うことになりました。
でも、小学校六年生。彼と「恋人」という特別な関係になれたことはうれしかったけど、
2人でどこかに行ったり、ましてや旅行に行ったりなんていうことはできず、
友達や家族、先生など、周囲の目が気になり、気恥ずかしく思ってしまうことが多くなりました。
その結果、付き合う前よりも話すことができなくなり、
どこか彼を避けるような態度を見せることが多くなってしまいました。
そのような状態が続き、お別れを告げたとき。
「ぼくはまだ好きだから。高校生になったとき、また告白するよ。」と言われ、
私も好きなことに変わりはなく、その言葉を頭の片隅に置きながら中学校に入学しました。
付き合い始めて以前のように話せなくなっていた私は、
同じクラスになることもなく、その後も彼とは話せないまま。
彼には新しい彼女ができ、私にも好きな人が新たにできましたが、
それでもなお彼のことは気になる存在でした。
そして高校に入学。彼とは同じ高校に進むことになりました。
クラスに入ってびっくり。
たくさんのクラスがある中で、彼と同じクラスになったのでした。
それでも話せない日々を過ごす中で、席替えでまさかの隣に。
私の誕生日の朝、登校してきた彼が「誕生日おめでとう」と声をかけてくれました。
覚えてくれていたんだととてもうれしく、
徐々に緊張もほどけ、話すことができるようになりました。
その後、高校を卒業し、大学へ。
彼とは友達のまま、その後特別な関係になることはありませんでしたが、
小学校の時の言葉を胸に過ごしていた日々が、甘酸っぱい、でも幸せな思い出になっています。
written by おだか
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皆さんの恋エピ、いつも楽しみに拝見しています!