改めて好きだなって

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私は初恋の人以上に好きになった人とお付き合いしていました。
その人は普段俗に言うチキンで、学校では全然声をかけてくれないし、私に声をかけろという程でした笑
私は吹奏楽部(パーカッション)でした。
強豪校だったので毎週土曜日の練習がありました。彼は水泳をやっていて、私たちは中二だったので塾も入っていました。彼の休みは週に一回。土曜日だけ。
ある金曜日に彼がメールを送ってきました。
「明日練習?」
「うん、そうだよ」
私は、いきなりどうしたのかなと思いました。
「何時まで?」
「いつも通り6時半だよ」
「じゃあ、迎えに行ってあげるから塾までの時間、俺にちょうだい?あと、なんかあるから楽しみにしてて笑」
さすがにえ、ってなりますし、なんかってなにってすごく気になりました笑
土曜日も休み、とは言いましたが、朝にプールがあって疲れているはずだったからです。
彼に甘えて、迎えに来てもらうことにしました。
その日の土曜日練習はずっとドキドキしていました。また、友達が携帯で彼に連絡していたので、私が携帯を借りて待ってて。と送ったらすぐに私だと分かってくれるほど、好かれていたんだなと思いました笑
部活が終わって、普段より早く終わったので階段をダッシュで駆け下りて正門に行きました。彼はまだ居ないなと思って、後輩がちょうど降りてきたので話をしていたところ、隣の遊具がなにもない公園から彼が出てきました。冬だったので、あーさむいーなんていいながら笑
後輩に別れを告げたあと、なんかって何ときいたのですが、後輩いたからしなーいってちょっと怒り気味で言っていました。こんな遅くに家を出るのは変だから、お母さんにバレないようにわざわざ1時くらいに家を出てデパートで時間を潰して、公園で1時間くらい待ってくれていたそうです。
塾に行くまで、マックにいって奢ってくれたり部活の愚痴やらなんやらを楽しそうに聞いてくれました。
塾から帰ってメールを開いてみると
「ほんとはあの時ハグしようと思ってたのに、後輩いたから出来なかったー」
と送られていました。だから怒っていたのだなと思い、迎えに来てくれたり、ハグしようとしてくれた彼を見直したし、愛おしくてたまらなくなりました笑

written by のえる

エピソード投稿者

のえる

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