私には二十代前半の頃に、二年ほど付き合っていた男性がいました。
その男性は小学生の頃からの友人から紹介された人だったのですが、向こうから告白をされてお付き合いをする事になりました。
しかし、二年間彼の後ろにはずっと女の影がちらほらしていて、初めての恋人と言うこともあり、「勘違いだったらどうしよう」という恐れからなかなか話を切り出せずにいました。
ある日、彼氏のことを知っている高校時代の友人からSNSで「あんたの彼氏から会いたいなって連絡来たけど、どうなってるの?」と、連絡が来ました。
その結果、私はただ性〇理の道具だった。
つまり彼からしてみればセ〇レだったことが発覚。
それからの私は、「好きとは思っていなくても口ではいくらでも言える」と言う考えを持つようになってしまい、恋をすることを恐れるようになってしまいました。
ちょうどその頃、ネット配信を見ることにハマっていて、とある配信者さんと連絡を取るようになりました。
実はその彼こそが今の彼氏なのですが、彼は人の痛みを理解出来る、とても優しい人でした。
趣味も合って、昔の話を(元彼のことも含めて)したりと、とても話しやすい人で、「あぁ、この人と付き合ったら楽しいんだろうな」と、だんだん思うようになりました。
ただ、恋することを恐れていた私は、なかなかその話を切り出せずに二年ほど過ごしていて、その想いは心の奥に秘めておこうと決めました。
それから二年後。
私と彼が出会って、六年目のことでした。
深夜のアルバイト中、メッセージアプリを開くと1件の新着通知が。それは、彼からでした。
「こんなオレで、関東と関西で遠距離になるけど、〇〇がよかったら俺と付き合ってくれる?」
と、そこには確かに書かれていました。
その時、心の奥に隠していた想いが溢れ出しました。
「あぁ、恋するってこんな感じだったな…」
私は六年の時を経て、恋心を思い出すことが出来た。
彼は「〇〇がいやがることは絶対にしない」
「元彼との記憶は、オレが塗り替える」
「ありのままの〇〇が好きなんだ」
と、言ってくれたから、私はこの人を信じてみようと思って、「私でよければ」と返事をしました。
一度は絶望して諦めていたけど、いまは彼を信じてよかったと思ってます。
この間、彼から「愛してる」と言ってくれて、不覚にもときめいた私がいて、恋するのって悪くないな、と思う今日この頃です。
written by しほまる
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※大切な人がいます※ アニメ系統が好き。 女性向けから男性向けまで。 音楽も好き。