さり気ない優しさ

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大学2年の秋、人見知りの私に女の子1人、男の子3人の友達が出来ました。同じ学科のグループLINEで繋がっていて連絡先は知っていたものの自分からLINEを送ったことはありませんでした。
そんなある日、体操競技の試合のため学校の授業を休むことになっていた私に、1人の男の子の友達が「頑張ってきてね!」と声を掛けてくれました。しかし、試合会場での練習で私は左膝を怪我して試合に出られずに帰って来ました。次の日、松葉杖をついて学校に行き、放課後にそのまま大学近くの病院へ行くことになっていました。
日も短くなっていたので、学校を出る時には辺りは暗くなっていました。そんな時、友達の男の子が病院まで一緒に付き添ってくれました。それだけでも嬉しかったのですが、暗い道をさり気なく、携帯電話のライトを使って照らして、車道側を歩いてくれたんです。私はそのさり気ない優しさにキュンとしました。

私の彼氏である、その人は一年半経った今でもとても優しい素敵な方です。

written by ミミハナ

エピソード投稿者

ミミハナ

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