お前のタイプは?

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(前回までの話を読んでから読んでいただけるとわかりやすいと思います)

私と彼が通っていた学校は県内でも有数の進学校。

校内で私と彼はどちらかと言うと勉強は苦手な方だった。

そんな中、刻一刻と受験は迫ってきた中三の秋。

私の親友の一人、カナ(仮)は賢く県内1位の公立高校を目指していた。
もう1人の親友ユウ(仮)は私と同じぐらいの成績だった。
ユウとカナは同じ塾で私だけ違った。
塾同士の距離はそんなに離れていなかったため

3人でいつも学校終わりの塾までの間、よく3人でファストフード店によって勉強するのが日課になっていた。

私の中学校は電車やバスや新幹線などたくさん乗り継ぎをしてくる子もいて、学校帰り塾に直接行く子が多かった。受験も近づいてくると尚更だった。なので、3人だったのが1人2人と増えていき、男女混合の(曜日によってバラツキはあるが、だいたい)10人弱となっていた。
その中には彼もいた。

そこで、
かな「ねー!サキ(私の名前(仮))!ユウ!今度午前で学校終わったあと勉強会しようよ」
ゆう「いいね!しよう!」
私 「したい!私とゆうが、かなに質問攻めすることになっちゃいそうだけど笑」
ゆう「まぁ、だってそのためにかなが居るようなもんじゃん笑笑」
かな「えー!ひどいなぁ笑とりあえず決まりね!」

(どこでするか、やなんの教科を中心にしていくかなどを楽しく話し合っていた)

すると

彼が

「俺も入れてよw」

かな「え、あんた別でしなさいよ笑」
私 「かなが大変になるからテツ(彼の名前)はまた今度!!」
彼「けーち!お前は俺が教えてやるからいいじゃん」
かな「いいもんケチで笑 
   いや、あんたがサキに教えるとか無理やろ笑」
私「私もかながいい~~笑
こば(学年一位の男子)とかにも教えて欲しいぐらいだよ(¬_¬)」
彼「いやお前らひど笑お前頭いいやつ好きなの??」
私「自分より賢い人は増してカッコよく見えるよね笑
  ついでに私に勉強教えて欲しいし笑笑」
彼「ふーん。絶対俺の方が頭いいし」
私「そんなことない!私テツには負けないから!!笑」


彼は秋の時点では通らないと言われていた県外私立に合格した。

彼はゆうとかなと同じ塾だった。
あとから聞いた話だが、このやり取りの後から彼は全力で塾で勉強をしつづけてていたらしい。

1月末。
私に「うりゃ☺︎」って言って見せてきた合格証明書。
私はその時の彼の笑顔の方が忘れられません笑







written by てんこ

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てんこ

女性 投稿エピ 6