恋模様のアンブレラ
彼とデートの日、雨だったときの楽しみがあります。
それは彼の傘に一緒に入る事。
彼の傘は紺色の生地に大きな錦鯉がまるで傘の中で泳いでいるような柄。
傘の中で見ると、よりその優雅さが伝わってきます。
一緒に並んで歩くと、時折触れ合う肩に温もりを感じて、幸せな気持ちになります。
そして、不意に彼を見上げると
大きな錦鯉をバッグに
「なーに？」
と、優しい微笑みで問い掛けてくれます。
そんな景色が見られるなら、雨の日も悪くないなと思えます。
今年の梅雨入りが、ちょっぴり楽しみです。
written by
夏樹
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エピソード投稿者
女性
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25歳の成人女性です。自分の過去、現在を振り返ります。