運命の出会い

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私は昔からダメ男ばっかりと付き合ってきて運がない人生でした。
中学2年生から大学1年生までずっと付き合っていた彼氏は、他の男子と話しただけでキレられるくらい束縛が激しかったです。でもそんな彼でも好きだったから高校も大学も同じところにしたのに、大学生になってから浮気され別れることになりました。
最後の話し合いの場では「一回くらい遊んだって良いだろ!」と逆ギレされ、きちんと別れたはずなのに、彼はその後ストーカーになり私はそのせいで男性恐怖症になりました。
それから私は大学で女子としか話さず、バイトも女子しかいないところで働いていました。
男性が近くにくると吐き気をおぼえ、触られようものなら全身鳥肌がたつくらい男性がだめになりました。

そんな日々が約1年経ち、友達から「そろそろ前に進んでみたら?」と言われ勧められたアプリは出会い系…
友達に言われた手前アカウントは作ったけれど、色んな人から連絡がきてても未読無視や削除をしていましたがそのことが友達にばれ、「次に連絡がきた人とちゃんとやりとりすること!やりとりで嫌ならもうやめていいから!」と説得されたのでしょうがないかという気持ちで次に連絡をくれた人に初めて連絡を返しました。それが運命の彼でした。

私は出会い系自体に嫌悪感を持っていたのでどうせ変な人だろうと思い、トゲトゲした文で返事をしていたのに彼は優しく面白く答えてくれました。やりとりをしているうちに価値観や考え方が似ていることに気づき、会ってみたくなりました。その時にちょうど彼から会いませんかと言われたので会ってみることに!
当日、すごく緊張しましたが会って話してみると本当に自分と似ていてびっくり!
好きなものとか普遍的なものだけじゃなくて部屋のお気に入りの家具が同じだったり(限定100個しか生産されていないソファ)、彼が飼っているペットが昔私が飼っていたペットとつながりがあったり(血統書付きの犬で、私が飼っていた犬の兄弟の子供)…
何より、男性が苦手になった私が不思議と笑顔で話せたことがびっくりでした
彼との時間は楽しくてもう帰ろうってなった時はとても寂しかったです。

その帰りにエレベーターに乗っていたら途中からチャラそうな大学生男子が乗ってきました。
困惑している私を彼が背中でかばってくれ大学生が見えない位置にしてくれました。それでも震えていた私の手を握って大丈夫だよと小声で言ってくれました。
彼の後ろはとても安心できたし、不思議と鳥肌もたたず落ち着いていられました。私はその時優しくかばってくれる彼に恋におちました。

帰り道に2人ともまた会いたいという話になり、次の日なら2人とも予定が空いていたためドライブに行くことに。
長時間のドライブでもすごく楽しく安心して車に乗っていられました。心の中で「彼と付き合いたいなあ」と思っていたら
彼から「やりとりはしてたけど今日は会って2日目だよね。絶対おかしいと思われるけどちゃんと伝えたいから聞いてほしいことがある」と言われ「どうしたの?」と返したら「僕と付き合ってください」と告白されました。「同じこと思ってた!」ととっさに返し、2人で笑ってしまいましたがその時から付き合うことになりました。

付き合うことになってから知りましたが、彼は41歳でした。(28歳とかに見える外見の持ち主)
私は当時19歳だったから21歳差ということに衝撃を受けました(笑)
まあそれから付きあって8ヶ月ですが、一回も揉めることも気まずくなることもなくラブラブで過ごしています。

後日談ですが、彼が私を好きになったタイミングは、私が恋におちたエレベーター内。
同じタイミングで恋におちていたことがまた運命だなと感じました。

written by ゆき

エピソード投稿者

ゆき

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