忘れられない日々でした

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私には、忘れられない大好きな人がいます。
その人は私より8歳年上で、ほんのり焼けた肌に白い歯が光る、とてもかっこいい人です。
私がいくら好きだとアピールをしてもはぐらかされ、異性としてまともに相手をしてもらったことはほぼありませんでしたが、たくさん笑い合い、時には泣き、楽しい時間を過ごしました。
死にたいほど辛いことがあった時も、その人のおかげで生きる希望を見つけました。
毎日が幸せで、ずっと続けばいいのに…そう思っていました。
…そんな日々に終わりが来るなんて、私は信じられませんでした。
その人が、転勤になってしまったのです。
最後の日、泣き続ける私を前に、「お願いだから泣き止んでよ、俺も辛い。」と初めて弱音を吐いてくれました。
私を救ってくれた人、私を笑顔にしてくれた人、私を私でいいと認めてくれた、大好きな先生。
私と、出会ってくれてありがとうございました。大好きでした。
最後にくれた宝物を大事に、先生みたいな立派な大人になれるように、精一杯生きます。

written by るか

エピソード投稿者

るか

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