私が高校生のときの話です。
同じクラスにこんな男の子がいました。背が高くて、スタイルが良くて、みんなに優しくてフレンドリーで、頭が良くて、スポーツもできて…とても素敵な人でした。
そんな彼とはクラスが同じということもあり、接点も多かったため、すぐに恋に落ちました。高1の冬でした。
以来、私なりにアピールしてきたんですが、薄々、彼の中で私はただの仲のいい友達止まりなのではないかと感じていました。
それから1年、彼に彼女ができました。
彼はいわゆるモテ男で、何回も告白を受けていたらしく、彼女になった人はおなじ生徒会の先輩だったそうです。
「年上は嫌だ」と何度も言っていたのに…と、内心ショックでした。
それから半年ほど経ち、高3になった私は、たまたま彼と同じ予備校へ行くことに。
同じとこへ行くからという理由で、彼と行き来することが多くなりました。
ある日、彼から、
「実は彼女とかなり前に別れてたんだよね」
と言われました。
理由は元々好きではなく先輩だから仕方なくだったからということ、彼女の束縛が激しかったこと、でした。
これを聞いたとき、内心すごく嬉しくて…(笑)
でも、
「すごく傷つけてしまった。もうこんな思いしたくない。だから、高校ではもう彼女は作らない。」
そう彼が言いました。
もう彼女にはなれないんだな、そう思うと、
「そっか…」と、弱い返事しかできませんでした。
7月、私の高校では合宿がありました。
その間も、夜には彼とLINEで連絡し合っていました。
2日目の夜、同じ部屋の子とたまたま恋愛の話になり、彼と付き合ってるの?と聞かれたこともあって、彼とも恋バナをしていました。その途中で、
「私も彼氏欲しいな〜」
と何気なく彼に送っていました。
すると、
「じゃあ、僕が彼氏になってあげようか?」
と返信がきたんです。
冗談だったらひどいよ?と送ると、
「今少し寝ぼけてるけど…本気だよ」
と返事が。
思わぬ事態に布団の中ひとりで顔を真っ赤にしていたのを今でも思い出します…。
晴れてお付き合いすることになったのですが、そんな彼と今も続いています。あとから聞いた話なんですが、6月くらいから守ってあげたくなってすきになっちゃったらしいです。
今ではかわいい彼氏ですが、そんな彼と付き合えたのは私が諦めなかったからかな…?と思います。
written by ぱ
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