私は、かれこれ小学校から9年目の付き合いの好きな彼と一緒に帰っている最中に告白がしたくて、「次いつ一緒に帰れる?」と彼に聞きました。ですが、「次いつ一緒に帰れる?」と言った私への答えは「3年後」。彼がいじわるなのは知っていますが、まさか3年後と答えられるとは思っていませんでした。彼の事情で毎週金曜日は部活を休むのを知っていた私はそれでもめげずに「金曜日は無理?」と聞きました。でも彼の答えは「無理」。「私ってこんな嫌われてるんだ」と感じました。そして金曜日。親しい友達も体調を崩し外部の私は1人で帰るしかありませんでした。ですがふと前を見ると、歩いて帰ろうとする彼が。「この状況なら帰れる!」と思った諦めの悪い私は、「待って!!」と叫びました。ですが彼は一瞬こちらを向き、ダッシュで去りました。靴を履いて私は追いかけようとしましたが、校舎を出るともう彼の姿はありませんでした。「ほんとに私のこと嫌いなんだ…」と悲しくなりながら帰ろうとすると、後ろから走る足音が。「期待しても無駄だ、彼は帰ったから」と思っていた次の瞬間、「わっ!!」という彼の声が横から聞こえました。まさかと思い横を見るとそこには彼の姿が。「帰ったんじゃなかったの!?」と聞くと「部活の顧問の先生に今日部活休むって言ってきた」とのこと。そのまま彼と帰り、告白は彼の自慢話が長引き出来ませんでしたが、追いかけてきてくれたことが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。そして、「なんだ、一緒に帰ってくれるんじゃん」と彼のギャップにまたキュンとしました。
written by m
Sponsored Link