3話 あなたがずっと好きでした。

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____今日は部活がお休みだから放課後は自由時間。先生も部活がないみたい。

先生は隣のクラスの担任。

「こんな時間までお仕事ですか」
「!…びっくりした( 笑 )そうだよ」
「大変ですね」
「一応これでも先生だからね」
「そっか」
「なんで、てば居るの?」
「先生居るかなぁって思って」
「…え?」
「冗談です( 笑 )電車の時間があるので」
「そっかそっか。こういう時田舎困るよな」
「ほんとに暇です」
「いいな、暇で」


____そんな会話をしてるとき、誰かが近づいてくる足音が聞こえた。

下校時間が過ぎていたので、心臓バックバク。

気づいたら教卓の陰に隠れてた。
隠れなくてもいい先生までも( 笑 )

足音が遠のいて


「やっと行きましたね」
「てばのせいでめっちゃドキドキしたわ。ほーら、誰かに見つかって怒られる前に早く帰りなさい」

「じゃあ、いいものあげる」

「ん?」


____わたしはいちごみるく飴を先生の手のひらに2つ置いた。

「これ食べて残りの仕事頑張ってください」

「おぉお!ありがとう。
いちごみるく飴って可愛いな( 笑 )」

「おいしいよこれ。馬鹿にしちゃダメ」

「わーったよ。ありがとうね」

先生は、そう言って私の頭を撫でた。

「もうひとつ!」
「え、また飴?( 笑 )もう貰ったよ」
「いいから手出して」

____わたしはミッキーのストラップを
先生の手のひらに置いた。

「…これ、くれんの?」

「うん。わたしちゃっかりミニーちゃん
ごめんね( 笑 )」

「なんで謝るの( 笑 )ありがとう」

____帰宅後。受け取ってもらえたことが
嬉しくて、早速バッグにミニーちゃんのストラップをつけた。

次の日。

理科の授業がある。
先生に会えるのが楽しみだった。


今日もまた、15分くらいで
授業終了( 笑 )

すると、先生はいつもみたいに窓側の私の席に来て何かを床に落とした…




フリをした。

しゃがみ込んだ時、周りに聞こえない声で

((昨日はありがとう ))

そう言った。


____辺りも暗くなり帰ろうと靴箱へ向かった。するとまた先生がいた。

また他愛も無い話をした。

「俺さ、5年前の運転免許証やばかったんだよね。」
「何がやばかったの?」
「写真見せてあげる」

___そう言って。ケータイを取り出した。


私は思わず「あ…」と声が漏れた。
そこには、私が昨日あげたミッキーのストラップが一つ揺れていた。

「ん?…あぁ、これねお気に入り〜♪」

なんて言ってくれている。
…可愛過ぎない?


____それでまぁ、写真を見せてもらった。
今の体系よりはるかにカロリーオーバーなお肉ぎっしりなお顔と首( 笑 )

今世紀最大の笑いだった( 笑 )
その当時よりも30キロくらい太ってたらしい。

written by てば

エピソード投稿者

てば

女性 投稿エピ 7

自分の過去の恋愛の話。