大学に入学して加入したサークルで出会った、後々彼氏となる同期の学部が違う学校の先生を目指す男子とのエピソード。
そのサークルでは夏休みにボランティアを行うので、夏休み前の7月末は本当に忙しく、毎日のように大学に通っていました。その夏休み前のミーティングでのことです。
私の通っていた大学では正門ともう一つの門の二つがあります。正門の方はかなり急勾配な坂があり、夏の直射日光でかなり体力を削られていました。
更にその年は猛暑が続いていたため、大学についたところで私は熱中症による脱水症状を起こしてしまいました。
幸いクーラーの効いた部屋でのミーティングだったため、私はその部屋で潰れていました。
ミーティングが始まって数分経った頃、その男子が遅れて参加してきました。私の方をチラッと見ると、そのまま、
『コンビニへ行ってきます』
と学内にあるコンビ二へ行ってしまいました。
私はその時なんとなく出て行ったなあ、なんて考えていただけで、特に何か言ったわけでもありませんでした。
およそ20分後、彼が少し大きめの袋を持って帰ってきました。えらく大荷物だなあ、と先輩から茶化されている中、彼は私の方へ来て袋をそのまま渡してきました。
『これ、ウィダーとスポドリと氷。熱中症なのに何もしないのはダメだと思って。』
まだ何も言ってなかったのに、彼は私の体調不良を見抜いて彼なりに手を施してくれたのです。
そのときは彼のものすごく派手な髪の毛の色を常にいじったりするくらいには全く異性として見ていなかったのですが、
こういう優しさを持てる人間であれば、きっと教師になっても大丈夫なんだろうな、と思ったと同時にこの人と仲良くなりたい、と思うようになりました。
今も彼とは変わらず仲良くやっています。
written by うらん
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東京郊外の保育園で働いています。大学生の時に出会った彼氏がいます。主にその人とのことを投稿します(惚気)。 モーニング娘。さんやアンジュルムさんに目がないです。