特別な

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高校1年生のバレンタインの頃、ずっと片思いしていた中学時代の先生(当時24歳)に「2月14日 北公園で19時に待ってます」という手紙を後輩経由で渡してもらいました。
まさか来るわけがないと、諦め半分でベンチに座っていると近づく足音と共に「寒いなぁー」と言い、私の座っているすぐ隣に座りました。
先生「橋本から手紙もらったんやけど、なんや?」
にこ「渡したいものがあって…」と恥ずかしさと緊張でうつむきながら、手作りのチョコケーキが入った紙袋を渡す。
先生「うっわ!めっちゃ美味そう!ありがとう」と、とても嬉しそうに喜んでくれて、私も自然と笑顔になりました。
すると、先生は「お礼せなあかんな〜」じっと私の目を見つめ、ニカッと笑い「特別な!」と言いながら頭をポンポンと撫でてくれました。
嬉しさと恥ずかしさで顔が真っ赤になると、先生は「顔真っ赤やぞ」とからかいながら再びポンポンと頭をなでてくれました。

written by にこ

エピソード投稿者

にこ

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