初恋相手

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私の初恋は小5です。
周りの子は小学生なりに好きな人がいたり、付き合ってる人がいたり、告白がどうとかいってましたが、小学生の私は目が遺伝で悪くメガネをかけ特にファッションにも興味がなく普通に毎日ジャージなどを着ているような女の子でした(笑)
私は小5まで人を好きになる感覚がいまいち分かってなかったですが、親の仕事の都合で海外に転勤していた男の子がもう一度小五から元の学校に戻ってき、転校生と同じクラスになって恋をしました
小学校の頃は班のグループで給食を食べるのですが、給食当番を自分がしている時に代わりにお膳を運んでくれたり、帰国子女だから英語がペラペラで英語を話す姿にキュンキュンしてた思い出があります。
でも、お互いケータイも何もおってなく、連絡することも出来ず相手は中学受験のため塾通い。塾がお休みの日に運動場で遊んでいる姿を見るだけで満足していました。
6年生も同じクラスで、沢山きっかけを自分で作るのを頑張って話しかけたり、その人の服装とか持ち物も覚えてて、街中でも服装とかを見る度に会えるかなとちょっとした期待を持っていました。私は、6年で陸上の部活動を毎日励み、彼は受験勉強がより一層忙しくなってしまい、時々同じ好きなバンドで話せるのがとても嬉しかった記憶があります。
受験の前日、受かってしまえば同じ中学に行けないことをわかっていた私は頑張っていた姿を見ていたので頑張ってほしい一方、同じ中学に行きたかったから心の底から応援の言葉をかけられなくて悔やんだのを覚えてます。
そして、受験結果の次の日彼の周りの友達からはおめでとうの言葉が飛び交っていて、彼の努力が報われたことに対するお疲れ様の気持ちと、もう過ごせるのは残り数日だということを悟り、事実を受け入れられず陸上部のみんなのところへ行き泣いてました(笑)
そして、卒業式の前の日、最後に気持ちを伝えようと諦め八割でラブレターを筆箱に忍ばせて最後の登校をしました。勇気が出なくて渡せずいたら、図工の時間に卒業記念品として作った私のオルゴールをわざわざ取ってきてくれて泣きそうになって喜んだと同時に渡さないと後悔すると思い、絶対渡すことを誓った瞬間でした。
そして、放課後に隙を見て隠してたラブレターを押し付けるかのように渡して逃げました(笑)
次の日卒業式に参列するのも嫌なくらい恥ずかしくて消えてしまいたいと思っていて、ろくに目も合わせられませんでした。
そして、卒業式が終わり、卒業パーティーも終わり、全ての行事が終わってお開きになり話すことも無くお別れかなと思ったら、わざわざ返事したいって彼から追いかけてきてくれて、僕も好きでした。と言い返してくれて泣きながらありがとう。と言ったのを覚えています。
初めて本当に人を好きになる気持ちを知った初恋でした。
1度だけ友達とダブルデートに大きな公園へ行きましたが
両想いになったとはいえ、お互い進路は別、相手はケータイを持っていないので連絡することもできず、彼が引越しもしたので、今私が彼に関してわかる情報は、中学の進路先、名前、顔だけです。(笑)
さよならもいえずに自然壊滅してしまい、その後も他の人と付き合ったりしましたが、二人っきりでデートしえしなかったけど純愛の初恋は私の中で大事な思い出のひとつです。

written by π

エピソード投稿者

π

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