彼は職場で私の指導係の先輩でした。何度かご飯に行くって相談などをするうちにうちに付き合うようになりました。とは言え、私は「彼氏」というよりも「頼りになる兄」という認識の方が強く、2ヵ月程は関係性が全く変わりませんでした。そんなある日、私が友人の結婚式に出席することになったのですが、会場が少し離れた場所だったので終わる頃に彼が迎えに来てくれることになりました。
しかし、時間が経つにつれて台風が接近してきて外はすごく荒れ模様になっていきました。
しかも彼に終了時間を1時間間違えて伝えてしまいっていたのです。天気も悪いので先に帰って欲しいと彼に伝えてた頃には電車もほとんど停まってしまっていました。
式も終わりいざ帰ろうとしたときには鉄道などの交通機関は全てストップ、スタッフの方の車で近くまで送ってもらったのですがその頃には3時間も彼を待たせてしまっていました。
やっと彼と合流できたのですが、会って謝る私に怒りもせず、帰る方法を探そうと言ってくれました。でもタクシーは並んでるし、バスもないし翌日は仕事なのに帰る方法がないと慌てふためく私に対し彼はテキパキと情報を集めていました。そして唯一見つかったのが新幹線で帰るという方法だったのです。当然、券売機や窓口も混雑していて簡単には買えなさそうで並ぶしかないか~と思っていたら彼がすぐにインターネットで予約してくれていたので、すぐに乗って帰ることができたのでした。
一連の流れがあまりにもスマートだった彼に私はメロメロになってしまいました。今でも彼とはラブラブです。
written by ChisatoX8
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