ダメを超えたクズ男から出た、衝撃の言葉

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これは、平成最後の私の元彼の話です。

彼は明るく楽しい人で、話していたりしてもあまり気を使わない人でした。
でも、時々言葉が悪く気に入らないことがあると関西弁で私を責めたりもしました。
待ち合わせにも時間通りに来たことはなく、30分以上の遅刻は当たり前でした。

私はあまり気が強い方ではなく、彼に強く言われると申し訳ない気持ちでいっぱいになって、理不尽だと感じる前に、私が不満に思わないことならこのまま我慢しようと思っていました。

それ以上にこの時はまだ彼と過ごす時間が楽しかったこともありますが、それ以上に彼とともに居たかったのは大きな理由がありました。

私は精神的な病で一度、心の病気を患い
仕事に行けなくなり最終的には退職してしまった経験がありました。
その為その頃は、新しい仕事を始めたばかりで
彼にもそのことは話をしてあったのです。

彼はそんな私を
「今頑張ってるならそれでいいと思う」
「支えるから、一緒に頑張っていこう」

と言ってくれた事が、私の彼を見る目を霞ませていました。

そんなある時、彼との関係が終わる出来事が起こりました。


彼の浮気が発覚したのです。
悪びれず、私と付き合ったからといって他の女の子との関係は切れない、と言い放った彼に
私は、信じてた彼に裏切られた事、私が今まで我慢していた事が全て無駄だったのだと悟りました。

そして、堰を切ったように彼に今までの不満をぶちまけました。
冷静に、それでも淡々と。
私の言葉に怒り、机を叩かれてもこの男の思うようにさせてはならない。
と覚悟を決めて私達は話し合いを続けました。

話し合いで済むなら、私はまだやり直せるかもしれないと、今思うと馬鹿でしかありませんが思っていました。
だから、一度お互い冷静になるために、時間を置く必要があると私は判断しました。

「一度、時間をおいて話をさせてほしい。暫く会いたくない。」

この言葉に彼は、納得してくれず

「どうせ逃げるつもりだろう」
「時間を置く理由がわからん、謝ったんだから許すべきだ」

と自分勝手な事ばかり言ってばかりでした。
強引に話を断ち切り、帰ろうとすると殻から出たのは…。

「そういうわがままなやつが会社を辞めるんや、精神病を理由にして会社に迷惑を掛けるんやろ。今の会社におるやつと、同じやわ」

その言葉で完全に、私の中の彼への思いが冷めました。

「その言葉が一番許せない、もう無理。私と別れてください、さようなら。」

そう一方的に告げると、彼を殴り飛ばしたい気持ちを抑えて彼の自宅を後にしました。


彼は追いかけてくることはありませんでしたが、昼夜問わずひっきりなしに電話とメッセージを送ってきて、一緒に撮ったプリクラを写真に撮って送りつけてきて

「こんな思い出も無駄にするんか?」
「あんなこと言ってたけど、俺とやり直したいんやろ?」
「お前のこと幸せにできるやつは俺しかおらん」
「今から職場にいく、おらんなら家に行く」
「嘘だよ、行くわけないやろめんどくさい」

などなど…ほんとにこれは一部に過ぎませんが…。
1ヶ月以上に渡り私に送りつけてきていました、SNSも特定していいねされた時は背筋が凍りました。
親や友人にも相談をし、警察にも実害が出れば相談するつもりでいました。

1月半が経った頃、ようやく連絡も来なくなり身辺も落ち着き…その後は街コンで知り合った、新しい彼とのお付き合いが、スタートしました。
とても穏やかで、優しく誠実な人です。

我慢するだけが恋愛ではない、私にも悪いところがあった恋愛でした。
平成最後、本当に勉強になりました。
令和まで残り30分弱、この思い出ともこれでさよならです。
令和からは優しく大好きな彼と、お付き合いしていきます。

written by 夏樹

エピソード投稿者

夏樹

女性 投稿エピ 6

25歳の成人女性です。自分の過去、現在を振り返ります。