切ない同居期間を経て

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約2年付き合った彼と半年前から同棲を始めましたが、お互いの気持ちのすれ違いで喧嘩も多く彼から別れを告げられてしまいました。(彼は嫌いにはなってない、ただ好きか分からない。他も見てみたいと思った。と言われてしまいました)しかし、同棲を始めたきっかけも私がとある事情で実家に帰ることが出来なかったという事も含まれていたため、優しい彼はしばらくこの家にいていいと私を住まわせてくれました。
私は彼のことが大好きで大好きで出来ることなら復縁をしたくて友達や職場の同僚にも相談しましたが、みんな口を揃えて言うのは「早く家を出た方がいい」「離れた方が大切さに気づくこともある」という言葉。彼女達の言っていることが正しいと思った反面、彼から離れたら彼が私を忘れてしまうのではないか、どこかへ行ってしまうのではないかと思いなかなかそばを離れることが出来ませんでした。
彼氏彼女では無い、そばに居るのに切ない同居期間が2ヶ月たった頃、彼にとって重要な昇格試験がありました。試験に向けての勉強、面接練習、もちろん仕事も彼は本当に一生懸命頑張っていました。そんな彼を支えたいと思い、食事や家事など生活面で出来るとこはとことんやりました。彼が勉強などが上手くいかず落ち込んでいる時は、言葉で励まし支えてきました。彼の努力する姿が、私の好きという気持ちを更に強くしたからです。
その後無事試験も終わり、彼は昇格試験に合格。その日は抱き合って喜びました。

それから数日後。私はいつもと変わらず仕事に行き、夕食を作りながら彼の帰りを待っていました。彼の帰ってくる音がしてガラッとドアが開いた方を「おかえり!」といいながら振り向くと、花束を持った彼が立っていたのです。「いつもありがとう。支えてくれてありがとう。もう一度俺と付き合ってください」その言葉に涙が止まりませんでした。

彼は試験に合格した時には私とよりを戻す事を決めていたそうなのですが、記念日を元々の記念日に合わせるために待っていたらしいです。

今では仲良く幸せに一緒に暮らしています。

written by ゆーきゃん

エピソード投稿者

ゆーきゃん

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