通学電車

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私は小学生のころずっと好きな人がいました。お互いなんとなく感じ取ってはいましたが、しっかり気持ちを伝えることもないまま小学校を卒業。頭の良かった彼は私立の中学に行ってしまい会うことはなくなってしまいました。
中学に上がってからもお互いの誕生日とお正月のメールはしていましたが、なかなか会うこともなくそのままでした。
中学を卒業する頃、いつまでも彼を引きずっている私を見た友達が、一回告白してキリをつけたら?と言ってくれメールで告白をしました。
しかし彼からの返信は「今は彼女を作るとかよくわからなくて、誰とも付き合ったりするつもりはない」とのことで、失恋してしまいました。
間も無くして中学を卒業。
キリをつけるために告白はしたものの諦められずにいました。
高校からは私は市外の高校に通うことになり、電車通学でした。
初めての1人での電車でドキドキしながらホームに並んでいると、後ろから声をかけられました。
なんと彼と電車の時間もいつも乗る号車も同じだったのです。乗り換えの駅も同じで会うと一緒に途中まで通学していました。
私は一度振られていたのでもう一度告白は出来ませんでしたが、彼と時々一緒に通学を出来た高校の3年間は素敵な思い出です。

written by さくら

エピソード投稿者

さくら

女性 投稿エピ 5