忘れられない彼氏とのエピソード

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5ヶ月ほどお付き合いしてから、別れた元彼氏がいました。

私のバイト先のお客さんで、バイト先の先輩たちや社員さんはもちろん、他のお客さんとも仲の良い人だったので、周りに色々と気を使いながらお付き合いをしていました。

3個年上で、誰にでも優しくできる。ただ普通の人と感覚が少しズレてて冷めてる人。友達や周りを優先しすぎて、彼女を一番最後に持ってくる人。
別れてからも散々彼の知らないところで傷つきました。聞きたくもない話がたくさん聞こえてきて、別れてるのに怒ったり悲しんだり、なんて無意味なんだろうと思って過ごしていました。

バイト先に、もちろん彼は遊びに来るので私は(なんで来るのさ、バイトの日分かってるくせに…)と不機嫌になりながらも(周りに迷惑をかけてはいけない!)と思い、無理して笑って過ごしていました。ただやはり、この人は私に興味なんてないんだなとも思っていました。

なんとか周りに支えられて1ヶ月くらいで立ち直ることができ、共通の友人でもある先輩たちにたくさん遊んでもらいました。
彼がバイト先に来ても、心から笑って少しは気を使いつつも吹っ切れた状態でお話することができました。

そんなある日、社員さんや私の働いているバイトの先輩と飲みに行っていた皆さんでだいぶ酔っぱらった状態でお店に帰ってきました。そこには元彼の姿もあったのです。
(久しぶりに酔っぱらったとこみたな〜)と思いつつも、真面目に働いていたところ、懐かしい視線を感じました。それは元彼が酔っぱらったときにだけ外で甘えてくる視線でした。外ではしゃんとしてカッコつけている人なので、酔っぱらったときにだけ現れる姿でした。
ずっと視線がおってくるのを横目で確認しつつも、(バイト中だし構ってられない、癖なだけでしょ)と思いながら締め作業をしていました。

ある程度自分の仕事が終わり、バイトを上がったときにもまだ彼らは飲んでいました。社員さんに「こっちで一緒に飲もー!」と誘われたので「はーい!」と元気に返事をして席に付きました。他の宅にもまだお客さんがいたので、みんな段々とバラバラになり何故か元カレと私とその友達の3人が残りました。

元彼は、1つ納得がいかないと話し出し、「なんで敬語なの?さん付けなの?」と聞かれました。私はすかさず「別れた今はただのバイトとお客さん。元々3つ上だし敬語で喋るのは当たり前でしょう?」とド正論をかましました。
それでも元彼は納得がいかない関係ないと酔っぱらった様子で話してきます。段々と私もお酒が回り始め、敬語だったのも喧嘩腰になってきました。元々口が悪いので…。

そんななか、彼が何を思ったのか「俺はもう一回、チャンスがほしいと思ってる」と言われました。
ポカーンとしている私は、喧嘩腰がピークに達し、(私を散々傷つけたやつが何を言ってるの??)と思ってしまったのです。
私が淡々と怒った口調であなたのここが嫌い不満だった、別れたあとも何故か私には嫌なことしか入ってこないし最低!とお酒の力に任せてぶつけてしまいました。

まずい言い過ぎた…と思い、ちゃんと彼の顔を見ると少し涙目になっている元カレが目の前にはいました。泣いてるところなんて見たことがなかったので、思わずごめん〜!言い過ぎたね〜〜!と抱き締めてしまいました。

他の人の目もあるので、話は一旦ここまでにしてまた考えます。とだけ伝えてその日は終わりました。

written by てぃ

エピソード投稿者

てぃ

女性 投稿エピ 1

3個年上の彼氏がいます