これは私が大学3年生だった頃のお話です。
大学初期から所属していたサークル同じサークルの1年下の後輩のD子さんの事を好きになり始めました。彼女の可愛さ、そして誠実さに惹かれました。私はその頃少し変わっていました。普通なら女子を遠く眺めているだけなのにその頃はいちかばちかの勝負で彼女にアタックしてみました。最初に彼女に話しかけてみたら意外に会話は弾みました。その後何回かチャットを交わした後に彼女を夜食に誘ったら彼女はその誘いを受け入れてくれました。その次の日に彼女から昼ご飯の誘いを受けて、もちろん僕はその誘いを受け入れました。
ある時に彼女が「先輩、好きな人いる?」って聴いてきました。その時はびっくりしたのでその明日の昼ご飯のついでに答えてあげるって伝えました。そしてその明日の昼ご飯の時に私は「D子、あんたの事が好きだ。」と告白しました。驚いたことに彼女も私の事が好きだったのです。告白はしましたが、プロポーズはしませんでした。なぜならまだその時は大学生であり彼女をちゃんと養える覚悟が無かったからです。だから付き合いはしませんでした。
付き合っていなくても、その後の日々はまるで付き合ってるような感じでした。でもその日も長くは続きませんでした。告白の2日後彼女から突然チャットが来ました。「先輩、すみません。どうかこの関係をその次の段階に進める期待はあんまりしないでください。私にはまだ心の傷があり、先輩の事は好きですが先輩の事を考えていると、昔のトラウマが蘇ってしまい私を苦しめるのです。」。そのチャットは私はものすごく驚き、悲しみました。でも彼女をあんまり傷つけたくないので私は「じゃあ、待ってあげる。時間はいつかあんたの傷を癒してくれるよ。」
その後の彼女との関係はギクシャクになり彼女との通信も止まってしまいました。その後の一年間、私の彼女への気持ちは変わらず悲しみに浸していました。卒業間近の私は、時々D子の事を思い出してしまいます。彼女との物語がバッドエンドだとしても彼女との日々は今までの日々の中で一番幸せな日々だからです。そして彼女が初めての両想いの相手だからです。
もしも私と彼女が巡り合うことはなくても私はただ、彼女がいつか彼女の運命の人と幸せになれるように彼女の傷が癒える事を心から願っております。
written by Republican Knight
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