模試の恋

模試の恋

これは私がついこの間、まだ受験生の時の話です。センター試験前に最後の模試が2日間にわたって校外でありました。これは沢山の学校の人達が参加する模試で、同じ教室には同じ学校の友達は2人しかいませんでした。私は窓際から2番目の1番後ろの席で、隣の窓際には1人の男の子が座っていました。その模試はマーク模試でその子は消しゴムを忘れていて、困っているようだったので、私は消しゴムを貸してあげました。そこから話をするようになり、楽しくなり、ドキドキしました。こんなにドキドキしたのは久々で、受験生だったのですが、受験が終わってからでも連絡を取りたいと思い、次の日に初めて自分から男子にメアドを渡そうと思いました。しかし、2日目の模試後、メアドと手紙を書いた紙を渡そうとした時、彼のカバンに手作りのお守りがついているのを見てしまい、彼女がいるのだと分かってしまいました。結局、紙は渡せずに2日間の模試が終わってしまいました。久々の恋だったので残念でしたが、第1志望の大学で、いい恋が出来ることを願っています。

written by マリ