先輩に憧れて

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6年前、中学三年生だった私は地元の高校のオープンスクールへ行きました。
そこで吹奏楽部で体験入部をした際、ある高校一年生の先輩が顧問の先生から注意を受けていました。

しかし、私はその先輩の音色に一目惚れしてしまい、「絶対にこの高校に受かってあの先輩と演奏する」と心に誓い、受験し、見事次の年の春からその先輩と同じ高校で吹奏楽部に入部しました。

それから毎日部活をするうちにたくさん相談に乗ってくれたり、きちんと指導をしてくれたりするその先輩のことが好きになり、ずっと片想いをしていました。

結局、先輩が卒業するまで想いを伝えることは出来ませんでした。しかし、2018年の夏に私がストレスから病気を患い、誰にも言えずにいた時にふと学生時代片想いしていた先輩の顔を思い出し何となく連絡を取りました。

すると、数日後会いに来てくれて、また学生時代のように相談に乗ってくれました。同年の9月にその先輩から「学生時代からずっと気になっていました。でも伝えられなくて。僕とお付き合いして頂けませんか?」と告白して貰いました。嬉しさのあまり泣いてしまい先輩を困惑させてしまったのを覚えています。

今は地元で会うことしかしていないのですが、学生時代好きすぎるあまり遊びにも誘えず、部活以外では思い出を作ることも話すこともほぼ出来ませんでした。
これからお付き合いしていく中でお互いの修学旅行先を巡って学生時代出来なかった思い出作りをすることが今の私の些細な目標です!

written by ちひろ

エピソード投稿者

ちひろ

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