花嫁のおまじないサムシングブルー。取り入れる定番アイテム4つ

世の中には、幸せを呼ぶおまじないがたくさんありますが、結婚式において花嫁が行うおまじないも存在します。

今まさに結婚準備をされている方や、このおまじないを行ったことのある方はすぐにピンと来るかもしれませんが、実は、案外知られていません。

そこで今回は、花嫁のためのおまじない、“サムシングブルー”についてご紹介。

そもそも、花嫁のためのおまじないって何なのか？サムシングブルーってどんな意味があって、どんなものをさすのかなど、解説していきたいと思います。

幸せな結婚生活が送れる！？サムシングブルーって何のこと？

さて、サムシングブルーは花嫁のためのおまじないだとお話ししていますが、イマイチよく分かりませんよね。

ここでは、サムシングブルーについて少し触れていきたいと思います。

サムシングブルーってなに？

サムシングブルーを直訳すると、“何か青いもの”となります。

青色は、ヨーロッパでは幸せを呼ぶ色として昔から親しまれており、結婚式の日に身につけると幸せになれると言われてきたのが、ことの始まりとされています。

また、青色には“清潔感”や“爽やかさ”、“清らか”といったイメージがあり、花嫁にとってとてもポジティブな意味合いがあり、そのあたりもサムシングブルーの誕生には大きく関わっているのかもしれません。

しかし、実はサムシングブルーは花嫁が幸せになれるとされるおまじないの一部であり、サムシングブルーのようなおまじないが他にもいくつか集まって、花嫁が幸せになれるおまじないとなります。

サムシングブルーはサムシングフォーの一部

では、サムシングブルーはどんなおまじないの一部なのかというと、“サムシングフォー”という花嫁のためのおまじないの一部となります。

• サムシングブルー
• サムシングニュー
• サムシングオールド
• サムシングボロード

の４つがひとまとめとなっているおまじないのことで、この４つの要素を全て満たすことで幸せな結婚生活を迎えることができると言われています。

この４つを揃えることで初めて花嫁が幸せになれるというおまじないが成立することになります。

サムシングニュー（何か新しいもの）

花嫁は、新しい人生を歩んでいくこととなるので、その意味を込めて何か新しいものを身につけるといいとされています。（例：ウェディングドレス、シューズなど）

サムシングオールド（何か古いもの）

これから始まる新生活の豊かさを願って、先祖から伝わるものを身につけるといいとされています。（例：祖母や母のジュエリー、ウェディングドレスなど）

サムシングボロード（何か借りたもの）

結婚している人から幸せを分けてもらい、自分も幸運に導かれるようにという意味が込められています。（例：結婚している友人のハンカチや小物）

サムシングブルー（何か青いもの）

幸せを運んでくれる“青い鳥”のように、青色は幸運のシンボルカラーとされているため、身につけると幸せな結婚生活を送ることができると言われています。（例：シューズ、ガーターベルトのリボンなど）

花嫁のためのおまじない“サムシングフォー”の由来

サムシングブルーが含まれる、花嫁のためのおまじない“サムシングフォー”の由来ですが、“マザーグース”という歌が由来になっているという説が有力のようで、ヨーロッパでは２００年前から既に行われていたそうです。

マザーグースは、欧米諸国で愛されている童話で、その作品中で歌われる歌がまさにサムシングフォーの内容で、加えて靴の中に６ペンス銀貨を入れるとなっています。

サムシングフォーには、花嫁を大切に育ててきた両親の願いや、大切な仲間の門出を祝う友人達の思いがたくさん詰まっていると言うことなのでしょう。

周囲の人の温かな心と共に、新生活をしっかりと歩んでいきなさいというエールのようなものなのかもしれませんね。

サムシングブルーの定番のアイテム4つ

さて、ここからは、具体的にサムシングブルーをどのような形で身につければ良いのかを見ていくことにしましょう。

いにしえでは、青色は聖母マリアのシンボルカラーと言われ、ヨーロッパでは神聖な色として扱われていることから、サムシングブルーは人目の付かないところに取り入れるといいとされています。

ジュエリー

サムシングブルーを取り入れる定番としては、ジュエリーがあげられます。
さりげなく青色を取り入れることができ、しかも、その他のサムシングニューやサムシングオールドもクリアできるアイテムでもあります。

結婚式と言えば“ダイヤモンド”となりそうなイメージですが、サムシングブルーを上手に取り入れる定番アイテムとして、今も昔も花嫁たちはジュエリーを用いることが多いようです。

ブーケ

サムシングブルーの定番としては、花嫁が持つブーケに取り入れるということもあるようです。

もちろん、全面的に青色を主張するようなブーケではなく、ポイントとして使っていたりさりげなくちりばめると言った程度のものとなります。

ところで、意外と思われるかもしれませんが、“アジサイ”もブーケにオススメの花といえます。

アジサイというと、“心変わり”などあまりいいイメージを持たれない花ですが、実は“家族の結びつき”という意味があり、結婚式には最適な意味を持つ花なんです。

この辺りの花をさりげなく上手に使ってサムシングブルーを完成させる花嫁は多く、新郎のフロックコートの胸元に付ける花飾り、ブートニアにも活用されているようです。

会場装飾

サムシングブルーを、式場にさりげなく取り入れることで完成させることもでき、定番と言える方法です。

サムシングブルーを取り入れる定番中の定番はブルーのリボンで、さりげなく取り入れた演出にしている人も多いようです。

今までの定番は、自分自身が身につけるものでしたが、こちらは会場自体をサムシングブルーにしてしまおうという発想で、皆で共有できるので、お祝い感が倍増するようですよね。グラスをキレイなブルーで統一するのも素敵です。

しかも、会場装飾なので、ウェディングプランナーや式場スタッフなどのプロの意見を聞きながら演出することができるので、どんどん良いアイディアが浮かび素敵な式になるそうですよ。

シューズ

最近の定番としては、サムシングブルーをシューズに取り入れることも。
花嫁が履くシューズを、淡いブルーやアクセントとして濃いめのブルーにしてみたりすることで、サムシングブルーにしているようです。

通常の丈のウェディングドレスの場合、足下が露わになることもないので、さりげなさをキープすることができますし、丈の短めのドレスであっても、足下ならばそれほど悪目立ちせず、むしろオシャレに可愛らしく演出することができます。

サムシングブルーも私らしく！定番じゃない活用の仕方とは？

ここからは、最近流行っているサムシングブルーの取り入れ方や、個性を活かした取り入れ方をご紹介していきましょう。

花嫁のヘッドドレスに取り入れる

結婚式の主役は新郎新婦、特に花嫁のための時間と言っても過言ではありません。
それは会場に呼ばれた人の共有事項であり、新郎には可哀想ですが、どうしたって新婦に目が移ってしまいますよね。

というわけで、サムシングブルーをウェディングドレスだけではなく、ヘッドドレスにも取り入れて、可愛らしく演出してみるのもいいかもしれません。

バルーンリリースに取り入れる

ここ数年ガーデンウェディングが流行していますが、そんなガーデンウェディングに欠かせないバルーンリリースを青色に統一してしまう取り入れ方も、人気があるようです。

全部が全部、同じ色の青色では面白くないので、色の変化つけたグラデーションで行うのもいいでしょうし、好きな青色一色だけで行ってもいいでしょう。

せっかくのウェディングドレス、やっぱり白にこだわりたい！という人にオススメ！純白のウェディングドレスとの相性も良く、爽やかな印象を与えることができますよ。

ウェディングケーキに取り入れる

個性的な感じでサムシングブルーを取り入れたいのであれば、ウェディングケーキに用いる方法もあります。

砂糖菓子の部分に青色を取り入れたり、ホイップの部分に青色を取り入れたりなど、サプライズとしてはこの上ない感じになるのではないでしょうか。

一風変わったサムシングブルーの取り入れ方をお考えの方は、ウェディングプランナーや式場スタッフへ相談してみてはいかがでしょうか。

ただし、青色は食欲を抑える色でもあるので、やり過ぎは注意！
食べ物を楽しみに来ている人も少なからずいるので、あくまでもさりげなくを意識するようにしましょうね。

サムシングブルーの他にも結婚式には花嫁のためのおまじないが！

ここまで、花嫁のためのおまじないとしてサムシングブルーについてお話ししてきましたが、実はサムシングブルーの他にも、結婚式は花嫁のためのおまじないが溢れています。

例えば、挙式が終わって教会から出てくる新郎新婦に対して行うライスシャワーは“稲穂のように多くの子宝に恵まれますように”という意味がありますし、フラワーシャワーの場合は花の香りで邪気を払うという意味があります。

また、ゲストを見送る際に新郎新婦が渡す、アーモンドの実を砂糖でコーティングしたアーモンドドラジェにもまた、“子孫繁栄”の願いが込められていると言われ、ヨーロッパでは、めでたいときの定番のお菓子なのだとか。

幸福や健康、富、長寿、子宝を願って、５粒を包むのが一般的とされていますが、このあたりもやはり、花嫁が幸せな結婚生活を過ごせるようにとの願いが込められています。

結婚式のイベントごとと思われがちなことにもしっかりと意味があり、昔から継承されているおまじないが実に多いことを伺わせてくれますよね。

サムシングブルーを上手に取り入れて世界一幸せな花嫁さんに！

今回は、花嫁のためのおまじない、サムシングブルーのお話をしてきました。
青色と結婚には、“マリッジブルー”といった言葉もありますが、本来ブルーは、幸せを運ぶ、神聖な色ということがお分かり頂けたかと思います。

ぜひ、結婚を控えている方、これから花嫁になるために頑張っている方は、キレイなブルーを取り入れて、世界一幸せな花嫁さんになって下さいね！あなたに素敵な未来が訪れますように・・・！