マリッジブルーは解決できる!誰にでも起こる原因と乗り越え方とは
マリッジブルーは、結婚を控えた方に起こりやすい症状のことです。
メンタルが強いと思っている方でもマリッジブルーになることもあるため、誰にでも起こり得る可能性があると言えるでしょう。
結婚するということは、環境や苗字など様々なことが変わるということですから、不安になることは仕方がないことです。
不安で夜も眠れず、結婚について考えただけで憂鬱な気持ちになってしまう方もいるようですが、マリッジブルーになることは珍しいことではないのです。
マリッジブルーによって結婚することを間違いだと感じ、結婚破棄することもあるようですが、マリッジブルーは決して乗り越えられないことではありません。
今回は、マリッジブルーになる原因8個と乗り越える方法についてご紹介しましょう。
Contents
相手の家へ入る不安や親と離れる寂しさ
一般的に結婚する時には、以下のような変化があります。
- 夫側の苗字に変わる
- 実家暮らしの場合は家を出る
- 家族と違うお墓に入る
夫婦別姓や婿養子の場合は、特に大きな変化は起こりませんが、男性側の家に入ることになると上記以外にも様々な変化があります。
一人暮らしの場合は、既に実家から離れて自立していますが、結婚となると心境が変わって不安定になるようです。
また、結婚に関する言葉にも敏感になるようです。
- 嫁ぐ
- 嫁ぎ先
実家の両親や兄弟との間に距離を感じてしまい、寂しくなってしまうこともあるようです。
今まで属していた家族から抜けて、夫側の家族の元へ行くという気持ちになると、不安や寂しさはあるでしょうが、結婚しても縁が切れるわけではありません。
夫と二人で生きていく勇気を持つ
夫側の家に入ることがマリッジブルーの原因になっている場合は、両親への依存心を捨てることが乗り越え方になります。
実家暮らしをしていた場合は、食事や掃除など身の回りのお世話をしてもらう、具合が悪くなれば看病してもらうなど、様々な面で助けてもらっていたことでしょう。
結婚すれば、実家暮らしの時のように頼ることや甘えることはできなくなるのですが、不安になる必要はありません。
家族から離れてしまいますが、夫がいるのです。
夫の母親にわからないことを教えてもらうこともできますし、実家にもいつでも連絡ができるのです。
不慣れなことがあるのは当たり前です。
その家庭ならではのこだわりや風習など、できないことでも毎日続けることで習得できるようになりますし、生活のリズムもいずれは整います。
嫁ぐことを大変なことだと思えば、結婚前から憂鬱になってしまいますので、最初から完璧にしようとせずに、少しずつこなしていきましょう。
同居するなら結婚前に仲良くなる
夫側の両親と同居する際にも様々な心配をしてしまってマリッジブルーになるようですが、一緒に生活するうちに家族という関係性を築けるはずです。
最初から頑張り過ぎると疲れてしまいますし、夫側の両親にも「できる子」と思われてしまう可能性があります。
よく見られたいという気持ちはあるでしょうが、無理は続きません。
「何でもできます」と言うより、「教えてください」と言える嫁になったほうが、素直な印象を与えて、可愛がってもらえるのではないでしょうか。
- 結婚前に泊まりに行く
- 食事へ行く
- 料理を教わる
上記のように、夫側の両親と過ごす時間を増やすことで空気にも慣れることができれば、マリッジブルーからも解放されるはずです。
実家から離れることに関する抵抗は誰でも感じることですが、頼りになる夫がいます。
夫側の両親は敵ではありませんし、一人で生きていくわけでもないので、必要以上に不安にならないようにしましょう。
付き合いや子育てなど主婦業に自信がない
マリッジブルーは、人付き合いや子育てなどに自信が持てないことが原因で起こることもあります。
結婚すればご近所付き合いがあり、地域によっては町内会に所属することもあります。
主婦業は、付き合いだけではなく以下のようなこともあります。
- 家計の管理
- 子育て
- 将来的な介護や両親のお世話
特に、子育てに関しては、夫の協力を得ることが難しい場合には不安になってしまうこともあるでしょう。
また、高齢出産の年齢になる女性は、子育ての前に子供を授かることができるかどうかという問題もあります。
結婚するからこそ考えてしまう問題ですが、専業主婦になって生きている女性ばかりではなく、完全に家には入らない兼業主婦になることもできます。
どうなるかはわからないことには備える
「母親になれるか」、「主婦業をこなせるか」など、不安からマリッジブルーになっている場合は、備えることで乗り越えることができます。
未来がどうなるかは誰にもわからないことですが、結婚前に備えることができることに関しては手を打っておきましょう。
悩みや不安 | 備え方 |
---|---|
ご近所付き合い | 新居の場合は不動産会社や管理会社から情報収集(実家の場合は両親から聞く) |
親戚付き合い | 彼氏や義理両親から会う頻度や仲の良さを聞く |
家計の管理 | 誰が管理するかについて決める |
妊娠や出産 | 婦人科を受診して検査をしてもらう |
子育て | 育児本を読む、子育て中の友達から話を聞く |
介護 | 誰が世話するか、施設に入ってもらうかなど、両親を含めて早めに話し合う |
わからないことや体験したことがないことに対して臆病になるのは当然のことと言えますが、上記のように情報を集めることで、悩みや不安が軽減されるはずです。
どんなことでも良い面があれば悪い面もあります。
しかし、どんな時も一人ではなく夫がいます。一人で何とかしなければならないという気持ちになるほど、マリッジブルーになっていきます。
最近では、主婦業を夫と分担制にしているという夫婦は珍しくありません。
- 「できる範囲で頑張ろう」
- 「できない時は手伝ってもらおう」
上記のように、開き直って気楽に考えることでもマリッジブルーを乗り越えることができるはずです。
「主婦業をするために結婚するのではなく、大好きな人と人生を歩むために結婚する」と思うことでも、マリッジブルーを乗り越えることができるのではないでしょうか。
結婚式や新居の準備の忙しさ
結婚が決まるとしなければならないことが沢山ありますので、忙しさからマリッジブルーになることもあります。
結婚式や披露宴をすると決めた場合は、誰を呼ぶか、どこでするかなど、考えなければいけないことは沢山あります。
結婚する二人だけではなく、両家の意見をまとめなければならないこともあり、すれ違いや言い争いなどが多くなる時期と言われています。
男性は女性と比べて結婚や披露宴にそれほど憧れや夢を抱いていない傾向にあり、「好きにしていいよ」と言うタイプもいるようです。
エリアや間取り、室内装飾など、結婚式以外でも決めるべきことがあります、
結婚式を挙げる日までには環境だけではなく、新婚旅行も決めておくことが一般的ですから、仕事も新生活準備もあって、心も頭の中も混乱してしまうことでしょう。
最初は楽しいと思えるかもしれませんが、色んなことに期日が迫ってくると心の余裕がなくなって、マリッジブルーに陥りやすいようです。
結婚の準備段階でマリッジブルーになると「この結婚は間違いかもしれない」と思うこともあるようですが、この悩みは結婚後にはきれいさっぱりなくなるのです。
全て背負わず、プロに助けてもらう
結婚するために必要な準備中にマリッジブルーになった時には、プロに助けてもらうという方法で乗り越えることができます。
そもそも、あなたも彼氏も結婚や新居探しのプロではないですから、手間取ることもできないことも当然なのです。
全て背負ってしまうとストレスが溜まりますので、結婚プランナーやスタッフ、不動産会社の方などに助けを求めましょう。
最終決定は彼氏とあなたですが、自分で選んで決めるより、提案やアドバイスしてもらったほうが決めやすくなるはずです。
その道のプロですから、適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
また、彼氏と一緒に決めることもマリッジブルーから乗り越えるきっかけになります。
自分一人では視点は一つしかありませんが、彼氏が加われば視点が増えるので、「そういう考え方もあったね!」と気づけるかもしれません。
自分がわからない分野は人に頼ったほうが気持ちは楽になります。
準備関連でマリッジブルーになった時には、孤独を感じるほど辛くなりますので、プロに助けてもらいましょう。
彼氏に対して不信感や不満がある
マリッジブルーは、結婚前の準備を手伝ってくれないという彼氏への不満だけではなく、不信感によっても起こるようです。
- スマホにロックをかけている
- 連絡が取れない時間がある
- デートが減った
上記のようなことがあると、浮気や心変わりを疑うこともあるようです。
過去に浮気された経験がある場合は、今の彼氏ではなくても思い出してしまって、「やっぱり男は信用できない」と結婚を躊躇してしまうかもしれませんね。
また、女性問題だけではなく、借金があることやギャンブルやお酒に弱いことなどに関しても知らないまま結婚するというパターンもあります。
疑わしいことが何かあった場合は、結婚前だからこそ明らかにするべきです。
彼氏と話し合いや同棲をする
彼氏の素行が気になってマリッジブルーになった場合には、彼氏について気になることを無視したまま乗り越えることはできません。
- 浮気
- ギャンブル
- 借金
- 酒癖
上記のことについては、付き合っている期間が長いほどある程度は把握できているでしょうが、わからない部分については彼氏に直接聞いてみましょう。
彼氏だけでは納得できない場合は、彼氏の友達や家族からも話を聞いてみることをお勧めします。
彼氏が原因のマリッジブルーの場合は、真実を知ることです。
彼氏の言葉に嘘がないか確認できるだけではなく、結婚の練習にもなります。
結婚してから「やっぱり騙されていた!」と思ってもすぐ別れることはできませんが、同棲であれば簡単に解消できます。
納得できないまま結婚してもマリッジブルーが続く可能性がありますので、しっかり確認することで乗り越えましょう。
結婚を深刻に考え過ぎている
マリッジブルーは、結婚について考えすぎることが原因で起こることもあります。
結婚を真剣に考えることは当たり前ですが、結婚に限らず何事も深刻に考えてしまうと、簡単なことでさえ決めることができなくなってしまいます。
結婚は一生に一度のことですし、何も考えないで結婚できる人は稀と言えます。
- 相手がバツイチである
- 国際結婚である
- 歳の差婚である
上記のように不安要素がある場合は、プロポーズされるという高揚感が消えた後に、マリッジブルーが一気に押し寄せてくることもあるようです。
しかし、あまり深刻に考えてしまうと、次から次へと悩みが出てきて憂鬱な気持ちになるだけです。
実際に、結婚生活を送っている方々の声を聞くことで、気楽に考えることができるようになるかもしれません。
既婚者の体験談によって気持ちが楽になる
結婚することに関してのマリッジブルーの場合は、実際に結婚している友人に相談することで乗り越えることができます。
まずは、結婚する前に不安になったことはないかについて聞いてみましょう。
また、結婚後の生活についても聞いてみることでマリッジブルーを乗り越えることができます。
トラブルなく、平穏な日々が続くという結婚生活は稀です。
実際には、夫婦で乗り越えなければならない問題の数々が訪れます、二人で乗り越えることで絆が強まります。出産や病気など、何かが起こることでお互いにとって必要な存在であることを再確認していくようです。
- 「主人と結婚して良かった」
- 「なんだかんだ言っても主人が一番だわ」
上記のようなラブラブ発言が出れば、結婚することを楽しみにできるのではないでしょうか。
実体験の話は勉強になるので、マリッジブルーになった時には結婚生活についてざっくばらんに話してくれる方の話を聞いてみましょう。
仕事や趣味など何かに後悔がある
マリッジブルーは、何か後悔があることで起こることもあります。
結婚するということで人生が自由にならないような気持ちになると、「あれもこれもしておけば良かった」と後悔してしまうのでしょう。
独身時代は、お金も時間も自由に使うことができますが、結婚することで制限しなければならないと思う方もいるのです。
一生後悔してしまいそうなことだからこそ悩んで落ち込んでしまうのですから、結婚前に解消するしかありません。
やり残したことを結婚する前に片づける
後悔する気持ちを抱えたまま結婚しても、気持ちを切り替えることは難しいと言えます。
仕事でも趣味でも、やり残したことを具体的に話すことで、彼氏からOKの返事をもらえるはずです。
また、やり残したことは結婚が決まって気づくこともあります。
結婚前の準備で彼氏と一緒にいる時間が増えると、その分だけ一人になれる時間が減ります。
普段通りの生活を送れず、一人の時間が減ることで後悔の気持ちを強めるのです。
- 一人旅がしたかった
- 友達と海外旅行したかった
- 美容に投資したかった(永久脱毛や歯列矯正、シミ・シワ取りなど)
上記のようにお金も時間もかかる場合は、結婚後に実践することは難しいですよね。
家庭を持ってからでは難しい場合は、結婚する日をなるべく先に設定することがお勧めです。
結婚までは二人のことに関する準備はもちろんですが、自分の独身生活に区切りを付けることも大切です。やり残したことを全て達成すれば、マリッジブルーを乗り越えることができるでしょう。
両親と自分を同化してしまう
マリッジブルーは、両親のことが原因でも起こります。
- 不仲である
- 離婚している
上記のような場合は、プロポーズに喜んでも結婚に対しては期待することができず、マリッジブルーになってしまうのです。
- 「結婚して幸せな時間は最初だけ」
- 「いずれ別れが来る」
上記のように思ってしまうと、幸せを感じるほどその先の未来に対して希望が持てなくなることもあるようです。
しかし、両親が不仲や離婚していても、子供も同じ道を辿るとは限らないのです。
両親を理由にせず、切り離して考える
両親の不仲や離婚がトラウマになって、自分の結婚に対して明るく考えることができない場合は、両親と自分を切り離して考えましょう。
両親のことを理由にしている限りは、いつまで経っても結婚することはできませんし、両親と自分は違う人間であるということに気づきましょう。
また、最近では離婚するカップルは珍しくなく、再婚によって幸せを掴む人も沢山います。
一生に一度のことではありますが、平均寿命も延びています。
両親のことが原因でマリッジブルーになってしまった場合は、「自分は同じ結果にならない」と思うことで乗り越えることができるのではないでしょうか。
出会ってすぐプロポーズという急展開
マリッジブルーは、突然プロポーズされるという急展開が原因で起こることもあります。
一般的に、プロポーズは雰囲気が良い場所でされることが多いようです。
しかし、付き合ってまだ数か月という段階で「結婚してください!」とプロポーズされた場合は、どうでしょうか。
結婚願望がない方や結婚相手として見ていなかった場合は、突然の出来事に戸惑うはずです。
結婚することを手放しで喜べない状態であれば、まだ早いということかもしれません。
心が追いつけるスピードで結婚する
急展開によってのマリッジブルーは、結婚を急がず、心を安定させていくことで乗り越えることができます。
プロポーズされても、結婚はすぐしなくて良いのです。
承諾してから二人で時期を考えるのですから、婚約期間を長めにしてゆっくり心の準備をしましょう。
結婚の準備期間を長く設けるほど、マリッジブルーも改善されるはずです。
また、彼氏が結婚を急いでいてマリッジブルーを乗り越えることが難しい時には、「ちょっと時間が欲しい」と彼氏にお願いすることもお勧めです。
転勤や親の病気など、急ぐには理由があるからでしょう。
「マリッジブルーになってから結婚するまで数年かかった」という方もいますので、心の準備には時間がかかって当然です。
時期を過ぎれば「単なるマリッジブルーだった」と片づけることができますが、真っ只中の場合は無視できない大問題です。
心の準備ができるまで待ってくれる男性こそ、生涯を共にできるパートナーと思えることでしょう。
楽しい時だけではなく、辛い時にも寄り添い、わかってくれる男性だと思うことができれば、マリッジブルーも消えてしまうのではないでしょうか。
マリッジブルーは乗り越えることができる!
結婚前にマリッジブルーにならなくても、結婚後に起こるケースもあります。
気持ちも生活も落ち着いてきた時に、「これでいいのかな」と不安になってしまうようです。
しかし、結婚前のマリッジブルーと同様に乗り越えることはできます。
- 手料理の腕を上げる
- 観葉植物や家庭菜園など何かを育てる
上記のように、何かを始めてみましょう。
目標を立てて挑戦することで、マリッジブルーのことについて考える時間が減っていき、乗り越えることができるはずです。
尚、落ち込みや不安感などが長期的に続く場合は、うつ病になる可能性もありますので、最寄りの医療機関を受診することをお勧めします。
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