同棲中に別れたときのお金の問題。後々にこじれないためのポイント
彼女との同棲、いつかは結婚を考えるほどだったとしても、思わぬ別れがやってくることもあるでしょう。
そこで問題になるのが、お金のことです。
どんなにキレイな別れかたをしても、あとあとこじれることもあるお金の問題です。
ここでしっかりと線引きをするためにも、しっかり考えて読んでみてください。
Contents
男女の別れはちゃんとやることが重要
お金のトラブルを考える前に、男女の関係の整理が、重要であることを覚えておきましょう。
好きという気持ち、別れになると、どこからか憎しみに変わることがあるので、関係が残っていると、それが爆発して、身に振りかかることがあります。
「男女の縁ほど切りにくいものはない」と言いますが、本当にその通りなのです。
たまにニュースで、「なんでこんな犯罪に手を貸すかなぁ?」と思うこと、ありますよね。
好きという気持ちは、それだけ人間をおかしくすることもありますし、「昔の関係」って、数年経っても再燃することはあるので、そこで情が湧いたりします。
そうなってくると、愛は憎悪に変わり、愛情は情が残ったりするのです。
友達ならそこまででないとしても、男女の間柄では、このちょっとした気持ちの残りが、果ては大きなトラブルに発展するのです。
好きという気持ちは、切るタイミングでしっかり切らなければ、ズルズルと尾を引くことがあるのです。
「昔好きだった人だから…」と、無関係ではないことで、再燃するのは簡単になるからです。
本当に無関係なら?
よほどの偶然でもない限り、男女の仲になることはありませんよね。
やっぱり、好きだったと過去形にしても、結局は気持ちが残ってしまっているので、後からトラブルに発展することだってあるということです。
お金は人間を豹変させる
男女の関係とは別に、「お金」って人が豹変するきっかけでもあるのです。
もともとお金は人を変える力がある、だからトラブルになりやすいのも、簡単に想像できます。
親戚や身内であっても、宝くじが当たっただけで、「自分ばっかり」となることがあります。
それほどに、お金は「幸せに直結する」ので、危険でもあるのです。
ここに「男女の関係」が加わるのですから、トラブルには絶好のスパイスとなってしまいます。
割り切って考えているようでも、「昔の関係」をタテに、もしお金を貸してほしいと、元カノから言われたら、断れるでしょうか?
もし、男女の関係が再燃したりして、それから言われたら、そう簡単に断れるとも言い切れないでしょう。
だから、男女間においても、お金のことはしっかりとしておくべきなのです。
同棲していることで、普通よりも少し厄介?!
同棲していること、それって家計を一緒にしているということですよね。
普通に付き合うよりも、同棲しているとなると、お金の管理を一緒にしていた分だけ、別れるときにはその線引きが難しくなるのです。
財布は別々であったとしても、家賃や光熱費などは、かならず折半していたハズです。
そのことを両者が納得して、別れたタイミングで無しにできるなら良いかもしれませんが、あなたはできるとしても、彼女が絶対そうだと言えるでしょうか?
それ以外にも、生活物品の購入だったり、共有の物があったりすると、「自分が払った」が出てきてしまいます。
本当なら、別れることなく、同棲から結婚まで進んでいければ良いのですが、そうならなかった場合は、普通に付き合うよりも、少し厄介なのは当然です。
同棲してから別れることになったなら、「自分が多く出す」という考えかたでいるほうが、何かとトラブルは少なくて済むでしょう。
相手の女性のほうが、多く出すと考えるのは難しいのが普通、それだったらあなたが肩代わりして、さっぱり切れるほうがずっといいのですから。
同棲後の別れ、こじれるケースがほとんどというデータもある
別れそのものを調べてみると、圧倒的に「同棲せずに別れた」のほうが多くなっています。
ですが、同棲してから別れた場合、すんなり別れるよりも、別れの最後まで時間がかかったと答える人が、全体の6割という結果があります。
生活を共にしていて、その生活が「二つに分断される」って、かなり大変です。
家族で生活していたところ、単身赴任となった男性が、新たな生活基盤を作るのって大変ですよね。
それと似ているのです。
同棲から別れる場合、状況によっては「どちらも生活を再建しなくてはいけない」となることもあるので、そうなってくると、別れるだけでは済まなくなります。
お互いが円満に別れを理解して、お互いの生活が軌道に乗るまでサポートしあえるなら、それは理想的かもしれませんが、別れている以上、それも期待できません。
生活の再建そのものに、「なんでこんなことしなくちゃいけないの?」という、フラストレーションが生まれるので、そのホコ先が相手に向かってしまいます。
そうなってくると、「付き合っていた頃の不満」が出てしまうので、場合によっては金銭トラブルに発展するのです。
男女であれ、人間同士の付き合いに「タダ」はありませんから。
一緒にしていた生活費、別れる時点でリセットされる
一緒に出し合っていた生活費、「出し合うことは普通」であっても、それをキレイにリセットできるでしょうか。
ぴったり半分ずつにしていた場合を除き、少なからずどちらかが多く負担していたりすると、そのことが気になって、トラブルに発展することがあります。
「出してやったのに」なんて、男女間で起こると、何かとトラブルしか起こりません。
別れることは理解できても、「付き合っていた間の精算」が、どうあるべきか理解できないのです。
場合によっては、「慰謝料」なんて言う女性もいるので、気を付けなければいけません。
「同棲するだけしておいて、結婚しないこと」を、被害的に思う女性は少なくないので、生活費に少し非があるなら、その分は自分から言い出して清算する意志を見せましょう。
結婚を目標に貯めていたお金はキレイに折半しよう
同棲しているカップルの多くは、結婚というゴールが共有されているかもしれません。
結婚を目標に貯めていた貯金などは、別れるその時点で明確にしておいて、ちゃんと半分で折半しておきましょう。
端数なんて、彼女にあげるくらいの気持ちでいたほうが良いでしょう。
同じ目標に向かっていたお金ですから、お互いに権利があります。
もし、彼女が新しい生活に困るようなら、少し差し出すくらいの気持ちでも構いません。
女性と別れるときこそ、「男らしさ(男気)」を見せないと、あとから女性はグチグチ言ってくることが多くなります。
アパートを引き払うお金、しっかり払っておくこと
アパートを引き払う以上、少なからずお金がかかることも覚えておきましょう。
退去の費用はケチらないこと、あと腐れなくさっぱりと別れるために、必要経費と思って、しっかり払うようにしましょう。
コレをはらうこと、実は「後悔も未練もないこと」を表わす意味もあるのです。
女性って、未練が無いように見えて、思い出を消すことはありません。
男性より強いとしても、付き合った過去をツラいままで終わらせることはないからです。
思い出となる以上、人間ですから、ツラいままなんてしたくないのは当然のこと、女性ならなおさらです。
アパートの引き払うお金で揉めたなんて、あなたに対して恨みが残るでしょうから、ここは一歩引いてお金は出す!くらいの覚悟を見せましょう。
車が一台の場合は少し要注意!
車が一台しかない場合、どちらの名義かが重要になります。
いずれは結婚も視野に入れていた場合、都会に住んでいれば車も一台というカップルは多く、この状況で別れるなら、別れたあとの彼女のことを気遣ってあげましょう。
あなたに対しては、「いいよ」と言ってくれていても、別れたあとに「車も持っていった」となるかもしれません。
女性って、実はそういう一面もあります。
被害者意識が高いので、これは仕方のないことでもあるのです。
「別れたあとの話だから」なんて言うと、必ず女性は「ダメな彼氏だった」の烙印を押そうとします。
そうならないためには、別れたあとのことを、少しだけは気遣うようにしてください。
要は、女性にぐうの音も言わせなければOKなのです。
彼女から借りているお金はない?
同棲していると、家計が一緒な分だけ、ちょっと借りたお金がないかも確認しておきましょう。
少しでも借りたお金、特に貸したほうである女性は覚えているもの、それを後から言われないためにも、気を付けておきましょう。
お金を借りること自体いけませんが、「ちょっとしたこと」が、尾を引くだけでなく、大きなトラブルになることは、けっこうあるのです。
たかがタバコ代だけでも、「借りていた」となっているなら、しっかりと返してから別れるようにしましょう。
中には、「おごってもらったハズが借りたことになっていた」という男性もいるので、お金には男性よりも、シビアであるのが女性ということを、忘れてはいけません。
今しっかりやらないと、あとから次の彼氏や親が出てくるケースも
別れるタイミング、実は「縁を切る」というほどにしておくほうが良いかもしれません。
あとあとこじれると、彼女の味方が出てくる可能性があり、もっと面倒になることがあります。
親や次の彼氏なんて、どんな相手が出てくるか分かりませんよね。
あなたと付き合っていたときは、素晴らしくステキな彼女であったとして、別れたあと、これから先は分からないのです。
そして、「関係があった事実」は残るのです。
そうなってくると、「関係を持ったこと」が不利に働くこともあるので、ここで縁を切らなくてはいけません。
信じたいという気持ちだったとしても、それだけで将来まで確実にトラブルにならないとは言い切れません。
信用できないとは言いませんが、先の説明の通り、「お金は人を変える」ので、注意しておく必要があるのです。
大好きだったからこそ、気持ちがこじれ、お金での賠償に発展する可能性は、十分にあるのです。
別れは訪れる以上、しっかり乗り越えていこう
結婚しないのであれば別れることになる、別れるということは誰にでも訪れるのです。
別れのタイミングで、しっかりケジメを付けておかなければ、次の恋愛に進んでからトラブルだけが残る可能性すらあります。
好きな気持ちで付き合っている、同棲している間は、プラスでしかありません。
でも、ひとたび変われば、全てがマイナスに働く可能性があるのです。
彼女が、足元を見てくるワケではないにしろ、「可能性だけは捨てない」と思って、別れるときを迎えるべきです。
信用したとか、たくさん愛し合ったなんて、終わってしまえば過去でしかありません。
彼女に知恵を付ける者が現れ、彼女が豹変するかもしれないのです。
お互いが別々の人生を歩んでいく以上、それは否定できませんよね。
同棲までした相手ですから、なにかと弱みも持っている相手でもあるのです。
ツラいことかもしれませんが、「別れる以上の覚悟」が必要なのです。
次の恋愛こそ、結婚まで繋げていくためにも、同棲した彼女との関係は、お金を含めてしっかりと縁を切っておくことです。
次の恋愛にも支障が出ないとも分かりません。
せっかくの幸せを無駄にしないために、今の関係をキレイにステップアップに繋げていけるよう、彼女との同棲でお金のトラブルだけは、絶対無いようにしておきましょう。
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