縁結び・復縁・縁切りまでも!生田神社への参拝で恋の悩みを解消しよう

兵庫県の県庁所在地である神戸市にある生田神社は、湊川神社や長田神社と並ぶ、神戸三大神社の一つとして人気を集めています。

これら三つの神社を合わせて「神仏霊場巡拝の道」とも呼ばれており、実は電車で乗換えすることなくすべて訪れることができます。

その中でも生田神社は「神戸」の由来となったり、幾度となく空襲や震災などを経験して崩壊寸前になったりしながらも、その都度ごとに修復されてきたことから「蘇りの神」の名が付けられるほど。

そんな生田神社は、「縁結びの神様」としても大変有名でもあります。

「神戸」の由来となった生田神社

兵庫県の県庁所在地「神戸」の由来となったと言われているのが生田神社。

その由来は生田神社が創建された西暦201年から500年ほどたった平安時代にまで遡ります。

平安時代を描いた和名集の中には摂津国八部郡神戸(かむへ)郷と呼ばれるものがあります。

その中では神戸は「神社に租税を納める民戸」を表しており、朝廷から生田神社に神戸44個を封充されたと言われたのが神戸の地名の由来と言われます。

そして生田の神を護る家が「神戸(かんべ)」だったことから、「かんべ」の言葉が変化していき「こうべ」に変わって今の「神戸」の名前が付いたとされていますね。

<生田神社詳細情報>
神社名:生田神社
住所:〒650-0011 神戸市中央区下山手通1丁目2-1
電話番号:078-321-3851
アクセス:JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より北へ徒歩10分

美しい生田神社の女神様「稚日女尊」

生田神社に祀られている御祭神の「稚日女尊」は、日本神話の最高神と言われている天照大御神の和魂であるとされており、「わかくて、みずみずしい、太陽の神様」という意味を表しております。

稚日女尊

由緒のご紹介 | 神戸の安産祈願・恋愛成就・ご縁結びは生田神社

「稚日女尊」は糸をつむぐ機織りの神とも呼ばれており、人と人を結ぶ「縁結びの女神」とも呼ばれています。

「稚日女尊」自身が若くてみずみずしい女神であることから、若い女性の参拝者が多く見受けられます。

癒しのスポットとしても人気の「生田の森」

「生田の森」は生田神社を守る神聖な大森林。

鎌倉・室町時代には軍事的な使用をされた場所としても有名です。合戦の舞台ともなっており、有名な合戦では源範頼の率いる源氏方と平知盛の率いる平家方の戦「源平の合戦」があります。

生田の森

室町時代前に起こった楠木正成と新田義貞両軍の軍勢と足利尊氏軍の軍勢による合戦、戦国時代に起こった織田信長軍と荒木村重軍の合戦の地でもあります。

ただ一方では、枕草子の中で清少納言が「杜は生田」と詠むほど生田の森は歌人にとって和歌を詠むのに優れたスポットでもありました。

現代においても、生田の森は多くの女性に愛され続けています。森の中で小川の流れるせせらぎを聞きつつ立派な神木を眺めながら、散策することや休憩することもできる安らぎのスポットとなっております。

また森林の中を歩いていくと「神功皇后」が祀られている生田森坐社が顔を出します。

生田森坐社

「神功皇后」は女性であり妊娠をしているにもかかわらず、朝鮮半島での戦で指揮を執り無事に出産をしたことから、安産祈願のご利益を感じることができる社でもあります。

現代の社会の中で力いっぱい働く女性で、結婚も出産も仕事もすべてをこなしたい方にぜひ訪れて参拝していただきたいスポットです。

生田神社の鳥居は2つではなく3つある「いくたロード」

生田神社の鳥居

通常神社の鳥居は境内の中にあるのが普通ですが、生田神社の場合は3つの鳥居のうち2つは境内の中にあり、1つ目の鳥居は境内の外の神社から離れた場所にあります。

第一の鳥居

第一の鳥居は駅から離れたビルの間に位置する場所にあり、「いくたロード」と呼ばれています。多くのビルやお店が立ち並んでいますね。

そのため正しい参拝ルートは、まずはこの「いくたロード」の入り口にある鳥居の前で一礼してからはじめるのが正規ルートとなります。

生田神社には「いくたロード」の前にある鳥居以外にももう一つ第一の鳥居があり、それは「旭の鳥居」と呼ばれております。

神戸市立雲中小学校の北西の角にひっそりと佇んでおり、石でできている鳥居でほかの鳥居とは雰囲気も違います。

また中には入れないので塀の外から参拝をします。

第二の鳥居

いよいよ生田神社の中に入っていきます。生田神社の境内にある第二の鳥居をくぐっていきます。

この第二の鳥居は現在は木造で作られています。神戸空襲では難を逃れましたが、1995年の阪神・淡路大震災で崩壊してしまいました。

その後に三重県の伊勢神宮より届けられた鳥居が現在のものとなっています。ちなみに2015年にも老朽化で駆逐し、その際も伊勢神宮より木造の鳥居が送られています。

第三の鳥居

さらに中に入っていくと第三の鳥居が顔を出します。

その鮮やかな朱色とサイズに目を奪われながら一礼を済ませます。

第三の鳥居をくぐった右側には手水舎があるので、そこで自らの身体についた邪念を払いましょう。まずは右手で柄杓をもって左手に水をかけ、次に柄杓を持ち替えて右手に水をかけて清めます。

さらに左手に持ち替えて口に水を運び、左手を水で清めたら手水舎でのお清めが完了となります。

生田神社の名物みくじ「水みくじ」

生田神社の名物とまでされているおみくじがあります。

それは「水みくじ」と呼ばれており、その名の通り水につけることによっておみくじの結果を見ることができる生田神社オリジナルのおみくじでもあります。

水占 生田神社

「生田の森」の中に「縁むすびの水占い」という看板を頼りに歩いていくと小さな池が姿を現します。

そこは、小ぢんまりとした池でありながらも、池の横には水みくじを結ぶ場所に大量の水みくじが結ばれている光景が目に入ってきます。

「水みくじ」を池の水につけてみると、上段に大吉や中吉などの結果が浮かび上がり、幸運をもたらす「色」に「願い事」、「縁談」、「場所」の順に文字が浮かび上がってきます。

水みくじ2

神戸の安産祈願・恋愛成就・ご縁結びは生田神社

そして一番下には総合恋愛運を「5つの桜」で表されており、目で楽しむことができるおみくじでもあります。

タオルなどで拭いても一度浮かび上がった文字が消えることはないので、大吉などであった際にはぜひ持ち帰って財布に入れて「縁むすび」のご利益を感じてみてはいかがですか。

伏見稲荷大社を彷彿とさせる「稲荷社」

生田神社の稲荷社

海外の観光客にも人気を集めている「稲荷社」は、京都にある伏見稲荷大社を彷彿させるような視界の先まで続く朱色の鳥居が目に映ります。

鳥居の前で撮った写真は、きっと周りの人に自慢したくなるほどの一枚になりますね。

写真撮影に集中しすぎてしまい、鳥居の先にある神社への参拝を忘れないようにしましょう。

鳥居のアーチをくぐった先にも縁むすびにまつわる神様がいるので、忘れず参拝をしましょう。

社の手前に隠れたハートを見つけてみよう

また神社にはハート形のマークがデザインされた建物の木造部分があり、こちらも見ているだけで「縁むすび」のご縁を感じることができます。

少し探さないと見つけることができない部分でもありますので、ぜひ忘れることなくハートマークを探してみてくださいね。

ハート

生田神社を代表する「三社」

生田神社のご本殿に参拝をしたのち、右手に見えるのが三社になります。

この三社は非常に珍しいご利益を得ることができるため、縁むすび以外のご利益でも人気が高いスポットともなっております。

三社の一つ「塞神社」は

  • 道返大神(ちがえしのおおかみ)
  • 八衢比古神(やちまたひこのかみ)
  • 八衢比売神(やちまたひめのかみ)

の三神が祀られております。

生田神社の塞神社

生田神社境内の施設紹介 | 神戸の安産祈願・恋愛成就・ご縁結びは生田神社

こちらで得ることができるご利益は、病気封じと道守りの食中毒防止のご利益となります。非常に珍しいご利益ですね。

三社の一つ「雷大臣神社」は中臣烏賊津連(なかとみのいかつおみのむらじ)が祀られております。

こちらではなんと料理上手になれるご利益があるといわれており、縁あって料理をする機会がある女性にとっては欠かすことのできないご利益の一つでもあります。

三社の一つ「人丸神社」は、柿本人麿(かきのもとのひとまろ)が祀られております。

こちらでは学問や夫婦和合、さらには防火までのご利益があるとされており、三社それぞれに独特の個性を持ちあわせていることから「縁むすび」だけでないご利益も多く得ることができますね。

ふたりの絆を深めるお守り「たまき」

生田神社には数多くのお守りが存在しております。

この「たまき」もその一つであり、「たまき」とは奈良時代以前で使用されていた現代でいうのブレスレットのことをいいます。

「たまき」は玉などを紐に通してお守りとして使用されており、ミサンガにも似ていますね。

生田神社 たまき

この「たまき」はカップルの良縁だけでなく、友人や仕事関係の方とのご縁などを結んでくれる縁むすびのブレスレットでもあります。ここではカップルだけではなくビジネスマンが訪れている光景を目にすることもしばしばあります。

「たまき」には説明書がついており、腕につける方法も紹介してあります。結び玉ではない部分を広げて腕につけるとメビウスの輪がワンポイントになってお洒落度も増しますね。

出会いだけでなく「復縁」のご利益もある「楠の御神木」

生田神社はほかの神社とは違い、長い歴史の中で幾度となく災害の影響を受けている場所でもあります。

しかし生田神社は災害のたびに必ず復興をしてきた神社としても有名です。

砂山の山奥に創建された生田神社の被災は、西暦799年に大雨の影響で社殿が傾いたことから始まりました。

その後の神戸空襲では600発もの焼夷弾が生田神社の境内に降り注ぎ、宮司がご神体を保護しましたが、社殿はすべて焼け落ちるほどの被害を受けました。さらに1938年の阪神大水害では、ほぼ崩壊寸前の被害を受けましたが見事に復興しています。

今もなお残るのが、空襲で焼け落ちた「楠の御神木」。

生田神社 楠の御神木

その神木は今でも力強く蘇ろうとしており、再生や復活、復旧の象徴として有名です。

稚日女尊の象徴にちなんだ糸を使用した「八重の糸」

生田神社 八重の糸

太陽や光、機織の神様として崇拝されている「稚日女尊」の象徴といわれている糸で、御神紋の八重桜をレースで表現している、見た目も美しいお守りが「八重の糸」です。

それは「幸せな日々を織り成し、幾重にも彩ある人生になりますように」という願いが込められています。

それにあやかり二人がそれぞれ「八重の糸」を持つことで、二人で過ごす大切な時間を実りあるものにしてくれそうですね。

「たまき」同様にすべて手作りで作り上げられており、糸をうまく折り重なるようにして作られています。カバンなどにつけてもお洒落で嬉しいですね。

縁結びの女神「稚日女尊」に誓う永遠の愛「神前結婚式」

人生において一大イベントでもあるのが結婚式。

女性であれば誰もが憧れる結婚式にはさまざまなスタイルがありますが、白無垢を着た花嫁姿はとても日本的で奥ゆかしさを感じて素敵ですよね。

生田神社は女神である「稚日女尊」の祝福を受けることができる全国でも珍しい神社であり、1800年の歴史を持つ本殿にて結婚式が行われます。

普段多くの人で賑わいを見せるご本殿も、結婚式では二人だけの特別な場所に変わり、生涯忘れられない幸せな時間を過ごすことができます。

生田神社では鮮やかな朱塗りの本殿に対して、白無垢・色打掛け・黒引きどれもが美しく見事な姿として映るため、日本人に生まれてきて良かったと心の底から幸せを感じることができるのではないでしょうか。

挙式の流れ

結婚式の当日はまず「親族紹介の儀」からはじまります。

両家の親族は初めて顔合わせする場所であり、結婚式のマナーや流れの説明を受けることができます。

そして定刻になると参進へと移ります。生田神社の本殿につながる赤じゅうたんの上を一同御整列で進むので、贅沢にも参道を独り占めした気分にも浸れます。

式の前には参列者全員に対してお祓いをする修祓が行われ、いよいよ式がはじまります。

まずは斎主が神前で、夫婦となる旨を御奉告して二人の末永い御多幸を祈願し「三々九度」と呼ばれる夫婦固めの盃事と指輪交換を行う「三献の儀」をしていきます。

ここまで終えると巫女の方たちが神前で神職の歌と楽に合わせて「神楽 豊栄の舞」を行います。

続いて神前に進み、誓いの言葉を読んでいく「誓詞奉読」、神前での正式なお参り作法でもある杉の木を収める「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」へと進んでいきます。

ここまで終えると式も終わりに近づいてきます。

斎主よりお二人と両家の全員に対しての御祝辞を行う「斎主祝辞」があり、「退下」へと続いていきます。ここでライスシャワーなどが行われます。

最後は両家の親族が儀式殿において盃を取り交わす「親族固め盃の儀」が行われ、無事結婚式も幕を閉じます

新郎新婦と親族や友人との写真撮影では、生田の池に設置されたお月見台を使用してとても美しい写真を残すことができます。

生涯を通じて守り続けてくれる「ご祈祷」

生田神社は縁結びの神様として人気であるだけでなく、生涯を通じてご利益によって守り続けてくれる「ご祈祷」も注目を集めています。

お母さんのおなかの中ですくすくと育っている赤ちゃんが健やかに成長することを願う「安産祈願」

それは白布の腹帯を締めるお祝いでもあり、五ヶ月目の戌の日を選んで行われることが多くなっています。それは伊野のお産が軽いことにあやかって、苦労する出産を少しでも経験していくという要素も含まれておりますね。

生田神社では腹帯のお祓いも行ってくれます。

そして無事に出産した後は、生田神社に赤ちゃんの無事な誕生を感謝をするとともに、心身ともに健やかな成長を祈願する「お宮参り」を行います。

男児であれば生後三十日後に、女児であれば生後三十一日目にお参りをします。

お宮参りでは赤ちゃんの健やかな成長を願って、お守りとお食い初めの食器を授与してくれます。

七五三のお祝いも生田神社で

赤ちゃんはすくすく成長していき、次に訪れるのが「七五三」です。七五三は子供のさらなる成長と心身ともに健康であることをお祈りする神事です。

生田神社は「稚日女尊」が主祭神を務めていることもあり、生田神社の色鮮やかな朱色の拝殿にて子供の成長と感謝を祈願します。

これまで七五三は11月15日に行うことが仕来りとなっていましたが、近年では子供の体調や都合に合わせて自由に参拝するスタイルへと変化してきています。

子供の成長は早いもので、次に訪れるのが「知恵参り」や「智恵もらい」とも呼ばれる行事である「十三参り」です。

中学校進学の時期と重なる行事でもあり、知恵と幸運を授かり、また生まれて満12歳の初めての厄年にもあたることから、身体を崩しやすいとされている年なので、この機会にしっかりと祓いをして健康で知恵のある大人へと成長していくように参拝していきます。

子供から大人へと成長をし、人生の節目節目に訪れてくる厄年では、災難や心身に起こりやすい不幸を降りかからないように神様のご加護をいただきます。

このように生田神社では、誕生前から生涯をかけてお守り続けてくれる行事がたくさんあります。

もちろん自身だけではなく、縁結びのご利益で新たな家族ができたときは、後世でも生田神社で祈願を続けていってほしいですね。

お正月に「門松」がない生田神社

お正月になると全国の神社では門松が鳥居の前に堂々と置かれており、参拝者はそれを見ることで、改めて「正月が来た」と感じるでしょう。

しかし生田神社にでは、この「門松」がを立てないことが仕来りとなっており、全国でも珍しい神社であることをご存知でしょうか。

また生田神社の境内には、一本も松の木がありません。

生田神社は過去に多くの災害にあっており、中でも水害の影響によって砂山の地から現在ある場所へと遷ってきています。

当時その水害が起きた際に、周りにあった松の木がどんどん倒れてきて御社殿を傷付けてしまった過去があるのです。

それ以来生田神社では「生田神社に松の木を入れていけない」ということが決められ、今でもその仕来りは強く守られ続けています。そのかわり「杉盛り」という飾りが立っています。

杉盛

「門松」のようにすらっとしていて堂々とした高さがあるわけではない「杉盛り」ですが、大量の杉の木は生田神社で見事な存在感を出してくれています。

生田の大森林を飾る夜の名物「ホタルの夕べ」

毎年6月頃になると生田神社の境内北側では300匹を超えるゲンジボタルを見ることができます。

神戸市内でも有数のホタルの鑑賞スポットとして人気を集めており、大森林の中で光り輝く蛍の光はとても幻想的です。

ゲンジボタルの命はとても短く儚いもの。その小さな生命体が一生懸命に光を灯す美しさに思わずうっとりしてしまいます。

蛍の光を見ながら自然と二人の距離も縮まっていくのではないでしょうか。

2010年からはじまった、「ホタルの夕べ」は、生田神社を一人でも多くの人に知ってもらうことが目的で、来場者数も年々増えており毎年1,500人以上の人が訪れます。

「ホタルの夕べ」は一夜限りのイベントで、今最も注目されている人気イベントの一つです。

縁切りのジンクス「包丁塚」

生田神社には料理上手になる神様である「雷大臣神社」が祀られておりますが、この料理にまつわる縁起物がもう一つあります。それは「包丁塚」です。

神戸市の料理食品関係者によって建設された料理人たちが毎日欠かさず使用する包丁への感謝と食材への感謝の気持ち、そして食文化の発展を祈る塚として作られました。

包丁塚

ただ、この「包丁塚」は別の顔も持ち合わせているのです。

それは縁結びの神社としては珍しい「縁切り」のご利益になります。

縁切りでご利益と聞くと不思議な感じもしますが、ここで断ち切る縁というのは「悪縁」とされており「悪縁もよく切れる」ということから、結果として良縁につながるスポットして、ひそかな人気を集めている場所でもあります。

ただ良い縁を求めるだけではなく、悪い縁を断ち切り、良い縁を取り入れることによって更なるご利益を得ることができます。

灘五郷(なだごうごう)酒造発祥の地「生田神社」

灘五郷酒造発祥の地

生田神社は縁結びのご縁だけではなく「灘五郷酒造発祥の地」としても有名でもあります。

神功皇后の御外征以来、 朝廷では敏馬浦において新羅から来朝した賓客に対して生田神社で醸造した神酒を振舞っていました。

この酒は、生田、広田、 長田、片岡の四社より稲五十束ずつ持ち寄り生田神社の境内で社人によって神酒として醸造されたご利益のあるお酒といわれています。

これが灘五郷酒造の始めと伝えられており、灘五郷酒造発祥の地として生田神社は全国に名をとどろかせており、境内には酒の神とされる松尾神社が末社として奉斎せられています。

生田神社はこれらのことからも、歴史の中で欠かすことができないスポットでもあります。

生田神社を訪れた際には参拝するだけでなく、こうした歴史のはじまりとの出会いに目を向けてみることで、あらたな発見や新しい歴人による知識を得ることができます。

意外と知られていない「かまぼこ発祥の地」

生田神社が「かまぼこ発祥の地」であることは意外と知られておらず、注目したい情報です。

かまぼこは魚を美味しく食べる方法の一つとして西暦201年に神功皇后が生田の森に立ち寄った際、すりつぶした魚肉を腰につけていた刀の先に突き刺して、火で焼いて食べたことが始まりとされています。

1115年に藤原忠実氏の祝宴のメニューの中に「蒲鉾」が登場し、今のちくわに似ていることから、かまぼこが全国に広がっていきました。

そのため10月15日は「かまぼこの日」として、今でもかまぼこの発展のために生田神社は食文化を広げています。

縁結びのご利益がある神社がかまぼこ発祥の地というのはユニークで面白いですね。

縁結びはもちろん、何度も復興する生田神社のネバーギブアップ

生田神社にまつわる歴史をはじめ、多くの縁結びのご利益についてご説明してきました。

生田神社は何度逆境にさらされても、決して倒れることなく復興するネバーギブアップの精神を持っている力強い神社です。

一つの恋にはいくつもの辛い経験や辛い時期があるもの。そんなときに生田神社のように諦めることなく何度でも這い上がり立ち上がる力も一緒に手に入れられたら素敵ですね。

また生田神社は縁結び以外にも多くの縁と結びつきがあることから、恋愛運を上げるためだけでなく、全体運が上がるように3つの鳥居を忘れることなく正しいルートで参拝してご利益を得ましょう。

真の「縁むすび」のご利益と素敵な出会いに巡り合えますように。

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