デートにおすすめの韓国料理店14選！本場の味からちょっと高級まで

一度食べてしまうと、その辛さからもう食べたくないと思ってしまうものの、何故か時間が経つと、また食べたくなってしまうのが韓国料理の魅力。

その辛さ一つとってもお店それぞれによって辛さも違うほど、スパイスや香辛料にこだわるのが韓国料理の魅力の一つ。同じ辛さのように思えてそうでないのが面白いですね。

そんな韓国料理を専門としているお店のご紹介と、そもそも韓国料理はどのように始まったのか、歴史も踏まえて韓国料理の魅力に差し迫っていきます。

日本野菜ソムリエがセレクトするヘルシー韓国料理「韓国料理 水刺齋 高島屋タイムズスクエア店」

韓国料理と聞くと辛い料理や肉のイメージが真っ先に出てくるかと思いますが、韓国料理には実は別の顔があります。

韓国は、1人当たりの野菜の消費量が世界でNo.1であり、とにかく野菜をたっぷりと摂取することで知られております。

こちらのお店では、そんな韓国の食生活にちなんで日本野菜ソムリエが厳選する確かな新鮮な野菜をふんだんに使用した料理の数々を味わうことができますね。

お店のこだわりでもある「サンパスタイル」は、野菜を中心に食事をする野菜で肉や食材をサム（＝包む）しながら食し、身体の内側から健康で美しくなることを目指しています。

調味料や加工をあまり食わることなくシンプルに野菜を味わうことができる韓国料理は、デートで訪れた女性にとっては最適の食事とも言えますね。

もちろん男性においても野菜でサムする肉や魚介類なども豊富に楽しむことができますので、二人で絶品の野菜中心の韓国料理を味わってみてくださいね。

韓国の台所をイメージした雰囲気抜群の韓国料理店「水刺間」

都内の食の中心地の一つでもある恵比寿エリアで、多くの人から人気を集めている韓国料理店があります。

ここは、韓国語で台所を意味する、多種多様な韓国料理をリーズナブルな価格で堪能することができるデートでも人気のお店になりますね。

お店のコンセプトは「野菜が主役」。
野菜たっぷりのチヂミや肉料理も野菜に包んで味わうなど、野菜をふんだんに使用しているので健康と美容にも非常に良い組合せばかりでもあります。

もちろん韓国料理定番のピリッとした辛みのあるプルコギは、鍋からあふれんばかりの野菜をふんだんに使用しており、辛みと野菜の旨味、味噌の深みを感じることができる韓国料理を代表するメニューの一つで、お店の看板メニューでもありますね。

お店自体もテーブル席やテラスせきなど韓国料理屋とは思えぬほど、お洒落な空間が広がっているので、デートで利用するにも気持ちの良い空間となります。

お洒落空間で絶品の韓国料理を是非デートで味わってみてくださいね。
一度食べれば虜になること間違いなしの味わいを体験することができます。

カンジャンケジャンを語らせたら右に出るお店はいない「プロカンジャンケジャン 赤坂店」

本場韓国の中心地ソウルでケジャン一筋40年の歴史を持つ名店が日本でお店をOPEN。

当然その人気は瞬く間に広がり、今では韓国や日本の芸能関係者、さらにはテレビなどでも取り沙汰されるほど大人気のお店となります。

中でも40年の歴史の礎となっているカンジャンケジャンはお店の看板メニューで、韓国カニ料理を中心としたメニューが並びます。

カンジャンケジャンは、ピリッとした辛みの中に韓国カニの旨味と甘みを感じることができる一品で、手で豪快に食べるのがこちらのお店のスタイル。

デート時でも恥ずかしがることなく、二人してカンジャンケジャンを手で持って吸い付くかのように食べて、辛さと旨さのバランスを是非とも楽しんでみてください。

一度食べてしまえば、虜になること間違いなして、黙々とカンジャンケジャンを食べ続けてしまうほどでもありますね。

カンジャンケジャン以外にも、テナガダコの踊り食いやアンコウ料理など、豪快な韓国料理も味わっていけるので、そちらも合わせて楽しんでみてください。

ミシュラン二つ星を取り続ける韓国料理の名店「尹家」

韓国料理を世に広げていきたいというオーナーの想いが形になった韓国料理屋で、OPEN初年度からミシュランで二つ星を獲得するなど、実力は折り紙付きと言えます。

オーナーは韓国の農林水産部から韓国伝統食品名人に指定されるほどの実力の持ち主で、今ではテレビや雑誌でも見かけるほどでもあります。

そんな有名なオーナーが手掛ける韓国料理は、韓国の宮廷料理と家庭料理よりも前の、韓国料理の起源とも言われる基本を忠実に再現した昔ながらの韓国料理を味わうことができます。

韓国料理を活かすために使用する食器は韓国の器の文化を見ることができる白磁・青磁・木器などを使用した他ではなかなかお目にかかることができない食器で食事をすることもできる贅沢さを体験することができます。

辛みのある定番の韓国料理よりも、食材の良さを最大限に活かし、出汁とともに味わうスタイルの韓国料理となっております。

デート時には、韓国料理の神髄にも出会うことができる数少ない貴重なお店で韓国料理の起源を体験してみてくださいね。

今話題のチーズタッカルビが味わえる韓国料理店「山本牛臓 麻布十番店」

大切な人との大切なひと時を最高の時間になるようにとの思いを大切に、心に刻めるような接客と絶品の韓国料理を味わうことができるお店。

こちらのお店では、本場の韓国料理を日本人の好みの味にアレンジして楽しむことができ、どの韓国料理も辛さの中に深みや味の濃さを感じることができる食べやすいものばかり。

食材に関しては、本場韓国の食材と国産の食材を使い分けるなどのこだわりを見せ、国産の丸鶏を一匹じっくりと煮込んで牛骨スープと鶏の旨味のエキスを楽しむタッカンマリなどは人気が高い一品となります。

中でもオーダー率が非常に高く今話題沸騰のチーズタッカルビは、テレビなどでも取り沙汰されるほどの人気で、2種類のチーズと自家製のコチュジャンで煮込んだピリッとした辛みと肉の旨味を感じることができるタッカルビの組み合わせを楽しむことができます。

肉の旨味にチーズの濃厚さが、程よい辛さとマッチして最高の旨味を引き出しています。デートで訪れた際には、豪快に注文していただきたい一品でもありますね。

世界のエリート豚を味わうことができる韓国料理店「TEJI TOKYO 本店」

韓国料理に新しい進化をもたらすモダンコリアンをモチーフにしている斬新な韓国料理店となります。

こちらのお店では、定番の韓国料理を味わうことができるだけではなく、日本のみならず世界中のブランド豚を味わうことができるのが特徴的でもありますね。

日本からは、年間生産100頭限定と言われている幻の豚である梅山豚を味わうことができ、梅山豚は1業態に1契約と言われるほど幻で、こちらのお店でしか味わうことができない貴重な豚でもあります。

海外からは、スペイン産のイベリコ豚を贅沢にもサムギョプサルにして味わうことができたり、ハンガリーの国宝豚とも言われるマンガリッツァ豚をイベリコ豚同様にサムギョプサルで味わうことができます。

さらに、これらのブランド豚にマッチした4種類のオリジナルタレと絡めて食べれば贅沢の極みとも言える時間を過ごすことができます。

デートで訪れた際には定番の韓国料理を味わうだけではなく、この世界中のブランド豚の贅沢な食べ比べも是非ともしてみて、どのブランド豚が好みなのかを話し合っていてくださいね。

別名ごはん泥棒とも言われるカンジャンケジャンを味わうことができる韓国料理店「ケジャンオールスターズ」

韓国料理の中でも定番のメニューと言えばカンジャンケジャン。
韓国語でケは蟹を意味し、ジャンは味噌や唐辛子などで作られる韓国伝統の調味料でもある醤を意味する醤油ベースのワタリガニを味わうことができます。

韓国人にとっては、ケジャンは高級な食べ物で、ご褒美の時に食べると言われており、その贅沢なカンジャンケジャンを豪快に味わうことができるお店でもあります。

こちらのお店で味わうことができるカンジャンケジャンは、シンプルで飾り付けなどもない、ただ美しい光沢のあるオレンジ色の蟹味噌と美しい身が目に入ってきますね。

カンジャンケジャンは別名「ごはん泥棒」とも呼ばれており、プリッとしたワタリガニの身は噛めば噛むほど味わうことができる甘みと昆布と鰹節ベースの醤との相性を堪能することができますね。

ワタリガニへのこだわりも強く、実は韓国ではなく日本の佐賀県や愛媛県のワタリガニを使用しており、時期やシーズンに左右されないように1トンものワタリガニをストックしているため年中カンジャンケジャンを味わうことができるほど。

見た目以上にずっしりしたワタリガニの旨味をデート時には、手で持って豪快にかぶりつくようにして味わってみてくださいね。

美食家たちが集まる絶品プルコギを味わうことができる韓国料理店「巨牛荘 六本木店」

ここは決して高級感あふれる場所でも、お洒落な個室があるお店でもなく、ただひたむきに食材と向き合い美味しい韓国料理を追求している美食家も訪れる韓国料理の名店になります。

こちらのお店では、肉への強いこだわりを持っており、上タンや上カルビなどの韓国定番の焼肉メニューが揃う中で、誰もが注文する人気の韓国料理があります。

それは「プルコギ」。
秘伝のタレに漬け込んだたっぷりの野菜と肉を豪快に鉄鍋で焼き上げて味わうことができます。肉の旨味と野菜の瑞々しさを自家製のタレとともに味わうことができますね。

また、プルコギが有名になった理由の一つとして、肉と野菜を味わった後に残った肉汁で焼うどんを楽しむことができる点にあります。

旨味を吸い込んだうどんは、モチモチしていながらも味わい深くデートで訪れた際には、自然と笑みになって黙々と食べ進めてしまうほどの味わいを堪能することができますね。

本場韓国人が認める本場のシェフが腕を振るう韓国料理店「キムの家」

韓国で腕を振るった本場のシェフが作り上げる食通をも唸らせてきた絶品の韓国料理を味わうことができるお店。

一歩店内に入れば、そこはどこにでもありそうな普通のテーブルに座敷が広がっておりますが、こちらのお店は雰囲気よりも味とリーズナブルな価格で勝負をしております。

お店で使用されるキムチは、自家製のもので、アミの塩辛、生のムキ海老、イカ、リンゴなど数十種類の食材をオリジナルブレンドで作り上げており、ピリッとした辛みの中に食材の甘みを感じることができる見事なキムチになります。

中でも特にオススメなのが、ハンアリカルビで醤油ベースにさっぱりとした辛口と甘口のブレンドタレの中にじっくりと漬け込んだたっぷりの野菜とカルビ肉を味わうことができますね。

辛さ引き立つカルビは、梅タレにつけてさっぱりと味わうことができ、デートで訪れた女性などでも、軽々と食べられてしまうほどの美味しさを感じることができます。

どんなに食べても非常にリーズナブルな価格であるため、気軽なデートの利用シーンとして是非とも足を運んでいただきたいお店でもありますね。

韓国料理の聖地新大久保で味わう絶品サムギョプサル「でりかおんどる 新大久保本店」

カジュアルな雰囲気でワイワイ賑わいを見せている新大久保エリアの韓国料理店の中でも一際人気を集めている人気店があります。

ここは、100席を超える広々とした空間の中で、とにかく元気に楽しく韓国料理を味わうことができ、本場の韓国人も多く訪れるお店になります。

人気の秘訣は何といってもリーズナブルな価格でボリュームたっぷりの肉や野菜を味わうことができる点にありますね。

中でもオススメの料理は韓国料理定番とも言える「サムギョプサル」になります。
目の前に提供されただけで、思わず笑ってしまうほどのサイズと分厚さを感じる豚バラ肉を豪快に鉄板の上で焼き上げます。

鉄板からはみ出しそうな豚バラ肉をうまく焼いたら女性にも嬉しい食べやすいサイズに好みに合わせてカットして味わっていきます。

豚バラ肉のジューシーで旨味と甘みを感じることができる味わいは、癖になるほどの肉肉しい味を堪能することができ、噛めば噛むほど肉の旨味は自然と笑みがこぼれてしまうほどの美味しさでもありますね。

デートで訪れた際には、このサムギョプサルを是非とも体験してみてください。

一日5羽限定の絶品タッカンマリを追い求める韓国料理店「韓灯」

韓国語で母親を意味するオムニが手掛ける韓国の家庭料理を味わうことができる親子で切り盛りする絶品の韓国料理を味わうことができるお店。

もともとは、北九州で愛され続けてきたお店で、満を持して東京でお店をOPEN。
瞬く間に月島エリアで不動の人気を誇るほど注目を集めるお店になっております。

こちらのお店で味わうことができる韓国料理は、化学調味料を一切使用しない無添加で食材の旨味をシンプルに引き出す調理法にこだわっているので、健康や美に意識の高い女性にも安心して食事を楽しむことができますね。

チゲやキムチなどと言ったピリッとした辛みのある韓国料理定番のメニューも豊富に揃いますが、その中でも特に人気の高いメニューが一日に5羽しか作らないタッカンマリになります。

鶏を丸々と一羽じっくりと自家製の出汁で煮込んで作り上げる韓国風の水炊き。
コラーゲンたっぷりで深みを感じる鶏のスープは、どこかホッとすることができる味わいを感じることができます。

デートで訪れた女性には是非とも注目をしていただきたいコラーゲンがたっぷりな点からも、高い美肌効果を期待することができますね。

タッカンマリに関しては数量限定という点と予約が必須である点を見落とすことなく、デートで楽しむ際には、必ず予約を早めにするようにしていきましょう。

韓国料理の王様とも言われる絶品ビビンバを味わうことができる韓国料理店「チョンギワ 本館」

韓国料理店が多く連なる赤坂エリアにて、安定の味わいを楽しむことができ高い人気を誇っている韓国料理店があります。

こちらのお店の特徴はとにかくボリュームにあります。
カンジャンケジャンやキムチなど料理一つにしても、お皿からはみ出さんばかりの量で見ているだけでお腹がいっぱいになってしまうほど。

冷麺に関しては、ハサミでカットして食べるという本場韓国らしい食べ方で味わっていくなど、ボリュームあり豪快さありで、まるで韓国に本当にいるかのような時間を過ごしていくことができますね。

本場の韓国人シェフが作り上げる韓国料理は、とにかくたくさんの野菜を使用していきますので、女性にとっては美肌効果を期待することができます。

その中でも特に人気の野菜たっぷりのメニューとして、王道のビビンバがあります。
数種類の野菜とコチュジャンを混ぜ合わせて味わっていきます。

野菜の旨味とコチュジャンのほどよい辛さのバランスが良く、そこに目玉焼きを崩していけば、濃厚な味わいも加わりより食べやすくなりますね。

絶品の韓国料理を追い求めて是非赤坂エリアを訪れた際には足を運んでみてください。

3年連続でミシュランに選ばれた日本料理と韓国料理を融合させた新韓国料理店「若狭」

目黒区は東山の一本裏路地に入った先にある古民家を改装した広々としながらも、どこか落ち着きを感じることができる空間の中で新しいスタイルの韓国料理を味わうことができるお店になります。

こちらのお店では、定番の韓国料理と日本人に馴染みの深い日本料理の出汁を掛け合わせて作り上げる、これから注目を集めるであろう韓国料理の新しいスタイルを確保しており、ただオリジナリティがあるだけではなく、3年連続でミシュランに選ばれるほどの実力を持っております。

食材に関しては、国産のものを使用しながら釜山などの食文化を取り入れながら絶品の韓国料理を作り上げてくれます。

「お客様の大切な時間を生かすも殺すもお店次第」という理念をもっており、料理だけではなくサービスや空間にも一切の妥協がないので、韓国料理店で大切なデートを安心して過ごすこともできますね。

中でも人気のメニューは、佐助豚をダイナミックに使用したサムギョプサルになります。
分厚く鉄板からはみ出るサイズの分厚い豚バラ肉を塩と胡椒だけのシンプルな味付けをして、おろした白ごまをたっぷりとつけて野菜を巻いて味わっていきます。

口の中で広がる豚バラ肉の甘みと肉肉しさ、ごまの風味を野菜が優しくサポートしてくれている感じを受け、いくらでも食べ進めていけてしまうほどの味わいを体験することができますね。

デザートにまでこだわりを持っているので、デートで訪れた際には最後の一品までワクワクしながら味わうことができるかと思います。

究極の韓国宮廷料理を味わえるのは一日4組のみ「松の実」

韓国に古くから伝わる「薬食同源」の考えを大切にして、すべての料理が身体の芯から健康に優しく繊細に染み渡る味わいを大切にしている極上の韓国料理を味わうことができるお店となります。

神楽坂の日本の古き良き街並みの中に違和感が一切なく、ひっそりとお店を構えており、こちらのお店では、お客様にゆったりとしたくつろぎの時間を過ごしていただきたいという想いから、お店を回転させることなく一日にわずか4組しか迎え入れないほどのこだわりを見せておりますね。

そのため、デートで訪れた際でも、ゆっくりとプライベートな時間を過ごすことができるので、周りを気にすることなく二人の時間を楽しんでいくことができます。

店内は、韓国の宮廷をイメージした広々としながらも、韓国の装飾で統一された美しく、まるで韓国にいるかのような印象を受ける空間となっておりますね。

そんな空間で味わうことができる韓国料理は、ヘルシーでさっぱりとした味わいの品々を味わうことができ、中でも疲労回復と美容効果の高い「サムゲタン」は外すことのできない看板メニューになります。

鶏をじっくりと自家製の出汁で時間をかけて煮込んでおり、ホロっと崩れる柔らかな鶏肉と深みとコクを感じるスープを堪能することができます。

女性にとっては、身体の芯から温まりながらも内側から美しく健康になれるメニューでもあるので、デートで訪れた際には是非とも注文いただきたい一品でもありますね。

デートの話題に使える豆知識！韓国料理の歴史

韓国にはタングンという神話があります。

この神話では、天で暮らす王子が人間界を収めるために地上に降り立った時に、人間になりたい虎と熊に対して「ひと握りのヨモギと20個のニンニクを与え、これで100日間洞窟で過ごせたら人間にする」というところからニンニクが誕生し韓国食の起源となっております。

その後、旧石器時代には、狩猟した動物を食べ、新石器時代には農耕文化の始まりにより米を食べ始め、焼きや蒸しなどの調理工程も学んでいきます。

この頃に、穀物をひき水を加えて、粥にして食べたことが韓国料理の正式な始まりとなりますね。

韓国料理に欠かせないキムチの元になった「ジャン」の誕生

歴史上でも最も有名な三国時代になると、仏教が主流となっていき肉食のイメージから野菜と穀物中心の食生活へと変化していきます。

さらには、国家体制の確立によって身分制度が出来上がり、貴族と庶民の間には食生活に差が生まれ始めます。

この中で、庶民は雑穀が主流であったことで、豆麹を醗酵させて「ジャン」と呼ばれる塩漬けやしょうゆ漬け、などに使用する麹が誕生し、これによってキムチが誕生していきます。

贅沢な宮中料理と韓国料理の中心食材「唐辛子」の伝来について

時代は流れていき14世紀に入り朝鮮時代が建国されたことで、仏教は儒教に変わっていきました。

これによって上流階級が政治を掌握することで、食生活は高麗時代を引き継いで贅を尽くした食生活へと変化していきます。

また、この食生活の中で発展した宮中料理は貴族や庶民にまで広がっていき、さらには宗教の変化によって、これまで食べられることがなかった肉中心の食生活へとなり、豚肉や鶏肉、犬肉まで食べるようになっていきます。

この中で、最も食生活の変化の礎となったのが、唐辛子の伝来で、殺菌力に優れた唐辛子はキムチに使われ長期保存の要となっていきます。

この年代には、唐辛子をベースとして韓国料理には欠かすことのできない「コチュジャン」も誕生していき、今の韓国料理が誕生していきました。

「韓国料理」のグローバル化

韓国料理が韓国全土に広がっていく際に、韓国では主流となっていた麹をベースとしてマッコリが誕生し、当時は農作業の最中にお腹を満たすものとして飲まれておりました。

コチュジャンにマッコリの発展が進む中で、朝鮮時代は終わりを告げて韓国は隣国の食文化を取り入れ始めていきます。

その中で生まれたのが、中国のジャージャー麵をアレンジした料理や、日本料理や洋食の要素も取り入れるなど、韓国料理自体が未だに進化を続けている食文化であることから、今後のグローバル要素を取り入れた新しい韓国料理にも期待が持てますね。

歴史と伝統を大切に、まだまだ進化を続ける「韓国料理」の神髄

今回ご紹介した韓国料理を味わうことができるお店はいかがでしたでしょうか。

歴史にも少し触れたことによって、韓国料理のすばらしさにも気づくことができたことかと思います。

一言で韓国料理と言っても、使用する食材や使う辛さのある香辛料、さらには雰囲気までもがお店によって全く違いがあります。

そのため、デートで楽しむ際には、2人の好みの辛さにマッチした韓国料理を探して、2人で汗をかきながらも絶品の韓国料理を堪能してみてくださいね。

かいた汗だけ、韓国料理の魅力に深く入り込んでいくものと思います。