安くて高品質…結婚式の費用で損をしない為の8つのポイント
「結婚式ってお金かかるんだよね!」と漠然と思っていたけど、いざパンフレットを見ると愕然とします。
高いご祝儀払ってきたけど、実際の値段ってこうなのよね…そうよね…と、主催者側に回ると事の重大さに気が付くのです。
もちろん、結婚式もピンキリ。
すごく盛大にやろうと思えば、当然金額も跳ね上がりますし、身内だけで済ませようと思えば、それなりの値段で済ませられます。
けれど、プランを説明してもらう時、パンフレットだけ見てどことも比較せず「めんどうだから」って即決してしまうのはもったいない!
安くおさえたいけどクオリティは落としたくない!けど、費用は抑えたい!そんな方の為に、結婚式の費用で損をしない為のポイントをご紹介します。
Contents
おすすめプランはちょっと待った!即決はNG
不動産屋に行ってお部屋を借りるとき、希望の金額と間取り、場所などを言うと「ここなんかいかがですか?」と言って、紹介されますが、その場で「じゃあ、これにします」とは誰も言いません。
イメージと違っていたとしても、「そうするにはオプションで」とか、「中にはそういうお客様もいらっしゃいますよ」みたいに、どんどん金額が上乗せされるのを見て「あ、結局お金なんだよね」と思います。
そして、一番シンプルでスタンダードなプランを選び、考えるのも面倒になって「じゃあこれでいいです」というように、人生でたった一回きりの結婚式を即決してしまいがちです。
折角の結婚式ですから、ケチりたくはないけど、ぼったくられるのは納得がいかないですし、「ここをこうしたい」という要望が一切通らず、ただ決められた流れで進んで「はい、終わり」じゃ意味がありません。
式場選びにこだわるもよし、そもそもの結婚式のルールから見直すもよし!フリーのプランナーやプロデュース会社に委託するもよし!
式場も商売です。お客さんを逃したくありません。
「今、○○という式場と検討してまして…」と言われたら、サービスせざるをえなくなります。
ここは交渉術です。いい結婚式をしたいのならば、手間をかけることを惜しんではいけません。
安さだけ追求した「ケチ婚式」は逆に損
提示されたプランから、費用だけケチろうとしても、そのしわ寄せが行くのはお客さんです。
お客さんをもてなす為の結婚式の、おもてなし部分のクオリティが下がるのでは意味がありません。
それならば、まだ結婚式などしない方がマシです。
式場側も「安い客」と思えば、気持ちよく接客はしてくれません。
主催者側、式場側、そしてお客さんがそれぞれ満足できる点を探すことが「いい結婚式」です。
さらに、引き出物など、式場側が用意したものではなく自分たちで用意したものを配る場合や、自分たちで専属のカメラマンを雇う場合は「持ち込み料」が発生します。
例えば、最初200万円のプランを提示されて、それに決めたとしても、そこに持ち込み料やオプション料金が入り、最終的には300万から400万円になってしまうということです。
安い金額で雇われた従業員
結婚式場で雇われたカメラマンや、スタッフ。プロばかりと思いきや、実はアルバイトが多いのをご存知ですか?
ウエディングプランナーの離職率も高く、本当のプロ、という人がどこにいるのかと問われると、やはりそれなりの金額を提示してくれるところ、でしょうか。
式場がいくら盛大な金額を提示して、様々なオプションをつけたとしても、元々のクオリティが低ければ損です。
なので「うちは安いですよ」とふれこんでいる式場は、クオリティが低いかもしれませんし、高い金額を提示してくる式場だって人件費をケチっている可能性があります。
値段で探してしまうと、後からお金の文句ばかり残りますが、質に満足していれば、主催者もお客さんも満足の行く結婚式になるでしょう。
ブライダルフェアの「サービス」の落とし穴
ブライダルフェアに行けば、色々安くしてもらえたりするんでしょ?だってフェアでしょ?と皆さん思われると思います。
当然、フェアですから、通常の値段より安く契約できるでしょう。
ただし、その「通常の値段」の方に問題がある場合は…?式場によっても全く異なりますので、どんな値段が通常かはわかりません。
結婚式の場合、人生に一回のものなので、ほぼリピーターがいません。となると、「あの式場、こうだったよね」という噂や顧客の意見は、あまり広まりません。
「あのフライパン、1万円のを5千円で買ったけど、千円のフライパンと変わらない気がするんだよね」みたいな噂も広まることがないのです。
全て疑って「どうせ安物なんでしょ?」という目で見るのもいかがなものですが、自分の目で見て「これにならお金を払っても損はない」と納得できるものを選ぶのが重要です。
ブライダルフェアをハシゴする
フェアに行くとどうしても「今だけ!」と言われて、その場で契約してしまう人がいますが、このフェアは物件探しの場合の内見にあたります。
大手式場は型にハマった式だということ
頭の中にはきっと「こんな感じ」という結婚式のイメージがあると思います。しかし、どうしてもパンフレットを見ても「ああ、こういうのか…」と思ってしまいます。
というのも、最近流行しているオリジナルウエディングは、自由に最初から作り上げる結婚式なので、場所や形式に囚われません。
かつて一般的だった、ホテルの大広間で着席スタイルの披露宴、みたいな型通りの結婚式でなくてもいいわけです。
森の中のオープンな立食パーティー…みたいなのを想像していても、実際は叶わないことが多いでしょう。そうです、式場のプラン通りにやるということは自由にはならないということです。
選択権のない結婚式
ほとんどの大手結婚式場の場合、プランやコースが決まっています。あとは、食事のコースをどれにするとか、衣装をどうするとか、そこだけです。
もし何か追加したい場合はオプション扱いになります。細かい指定はできないことがあります。式場側で提示された中から選んでください、ということです。
当然、これで満足、という人もいます。あとは式場が全部取り仕切ってくれるので、プランに満足していれば、あとはまかせておくだけで当日を迎えるだけです。
もし、細かい変更点を言って迷惑そうにする式場だったらどうでしょうか。
本当にお客さんのことを考えているのなら、満足のいく内容にしたいと式場だって思うはずです。
真剣に選ぶのなら、その真剣さに応えてくれる式場と出会いたいものです。
ただ「お金だけ払って言う通りにしてくれれば結婚式できますから」という式場とは、今一度契約を考えてみたほうがいいと思います。
オリジナルウエディングってどんな感じ?
では実際、式場に依頼しない「オリジナルウエディング」ってどんな感じなのでしょうか。
従来の型にハマった結婚式は、式場が決まっていて、プランが決まっていて、あとは新郎新婦がその場にいればいいというものでした。
折角、一生に一度の結婚式なのだから悔いを残したくない!という人が増えているということです。もし同じ金額を出すのなら、オリジナルを!と思う人も多いでしょう。
とにかく自由!な結婚式
結婚式は、今まで親戚や会社の人などを招待して行う、という形式的なものでした。「私たち結婚しました」と、お互いの親戚に顔を知ってもらう場、という考え方です。
ところが、最近は親戚や会社の人に向けたものではなく、自分たちが納得できる形を追求するのが広まっています。
それがオリジナルウエディングです。オリジナルウエディングには形がありません。一から作っていく、という考えですから、場所や形式も考えて作らなければなりません。
彼らはオリジナルウエディングのプロなので、意見を出し合って満足できる結婚式を実現してくれます。
ただし、主催者側は「依頼したから後は当日を待つ」というわけではありません。
当然お値段も、内容にこだわれば高額になります。ただし、自分たちで作ったり、友人と協力するなどすれば費用を抑えることができる部分もあります。
手間さえ惜しまなければ、高額なウエディングでなくとも満足ができるということです。ただし、依頼する会社によっても設定金額が異なりますのでよく検討しましょう。
外部業者への委託でクオリティアップ
式場での結婚式でも、一部自分たちの意見を盛り込むことはできます。
式場で用意してくれるカメラマンはほとんどがアルバイト。その腕がよくも悪くも、料金はプランに含まれています。
そこで、カメラマンだけ、外部委託を検討してみるのもありです。自分たちで探した腕のいいカメラマンに撮影してもらえれば、納得のいく写真を残すことができます。
持ち込み料とは、本来式場で用意できるものを断り、外部から持ち込みをすることを許可してもらう違約金のようなものです。
それって違反じゃない?と思われるかもしれませんが、例えばカラオケ店でも、店の中でフードやドリンクを有料で用意しているので、飲食は基本店内で注文したものに限定されます。
もし持ち込みの飲食物があるのなら、「持ち込み料を払ってね」ということです。
ただ、カラオケ店でもそうですが、どうしても持ち込みたい時(誕生日ケーキとか)は持ち込み料を払ってでも持ち込みます。
7、オプション?持ち込み料?聞いてないよ料金設定
式場に最初「検討してます」と訪問すると、最初に説明があって、提示されるのが「一番安い金額」です。これを見て「へえ、こんなもんか!じゃあいいか!」と思って契約してしまう人も多いです。
ですが、これはあくまでベース料金。携帯電話で言うところの基本料金です。携帯料金も、データ通信料や通話料、オプションなどが入れば、当然この金額では済みません。
引き出物は持ち込み?
引き出物は自分たちで用意する、という人が多いです。
なぜなら、オリジナリティを出したい、という面もありますし、式場が提示した引き出物は高価と感じるからです。
せめて引き出物くらい自分たちで決めたいよね、ということで外部のものを持ち込むと、持ち込み料が発生します。これも、先ほどご紹介したカメラマンの件と同じです。
こうならない為には、はじめから「オプションありき」で考えるといいでしょう。
どのオプションがいくらで、削れる部分があるのか。持ち込み料金は具体的にいくらか、つめていくことになります。
先走って契約だけしてしまうと、後からキャンセルする時に、キャンセル料金が発生します。
キャンセル料が高いということでトラブルになっていることもあるそうです。
目指すところは、納得のいく金額で、納得のいく品質の結婚式ですから、契約後に「じゃあこれで」と出された金額が最初と違う!ということにないよう、契約前に詳細を確認するのを忘れないようにしましょう。
交渉を怠るなかれ!結婚式はおもてなしの気持ち
提示されたプラン、金額を見て、それを丸呑みしていませんか?家電を購入する時も「ちょっと安くならないの?」と交渉するように、式場側も「値段交渉を受け入れる余裕」がある場合があります。
セール時には安く金額設定をしますし、繁盛期でない場合や、平日は安くなります。また、プランも、「ここはいらない」という要望を出すことができます。
式場側は「それはちょっと…」と言うかもしれません。ですが、顧客には発言する権利があります。「いい式場」の場合、「お客様に満足していただきたい」と考えています。
そこで判断基準は、「持ち込み料」です。いい式場の場合、持ち込み料が安いか無料だと言います。
式を成功させることが目標なのに、「うちの指定したものでなければ絶対ダメです」なんて言う権利は実際ありません。
顧客も条件を飲む分、式場にもワガママは聞いてもらわないといけません。なぜなら、お金を払うのはこちらだからです。
値引き交渉?ワガママは言ったもの勝ち
よく「店でワガママを言うのは恥ずかしい」と言う人がいます。家電の値引き交渉は恥ずかしいと思うのです。確かに「もうちょっと安くしてよ」と絡んで店員が困っている様子を見るのは心苦しい時もあります。
展示品で最後の一つを、在庫が残ってもしょうがないから早く処分したい場合は安くても購入してくれた方が店側は嬉しいこともあるのです。
式場でも同じことが言えます。
式場もお客さんを逃したくないと思いますし、客だって思ったとおりの式をあげたい、というお互いの意見の摺り寄せなのです。
時には声を荒らげてもいいでしょうし、自分の意見を主張することは大事です。式場側にも「それくらい真剣なんだ」という姿勢がわかれば、ルーティンワークではなく「絶対に成功させたい式」になるはずです。
少人数より多人数で?
また、結婚式は新郎新婦の2人で検討するもの、と考えている人も多いかもしれませんが、そうえはありません。
最近結婚した友達夫婦や、兄弟の夫婦などは、結婚式について多少なりとも知識があり、「この式場ではこうだった」という記憶が新しい人たちです。
そういう人は是非、目星をつけた結婚式場への交渉の際、立ち会ってもらいましょう。お金の交渉事に関しては、多人数で押しかけた方が有利です。
二人の結婚式だから、と秘密に行うよりも、友人知人を巻き込んで、より良い結婚式にする方が、血が通った人間味のある結婚式になるのではないでしょうか。
妥協しない!それがコスパを決める
どうしても「安くて高品質」を求めてしまいがちな現代ですが、「安かったな」と「高品質だったな」を共存させるのは難しいものです。
自分にとって「安くて高品質なもの」は自分の手で模索するしかありません。
「この程度でこの値段は高い!」と思うか「この内容でこの値段なら安い!」と思うかは、そこまで追求したかどうか、にかかっています。
後悔しないように!納得できる式場選びをしよう
どうしても我々は、店頭に並んだ商品の中から選んで購入する癖がついています。奥にある在庫とか、値段交渉には慣れていません。
ですが、結婚式は違います。真剣に小さなことにも妥協しなければ、納得のいく結婚式ができます。
納得のできた結婚式=安くて高品質な結婚式です。
一生に一回の結婚式、折角挙げるなら、とことんこだわって、自分たちも、お客さんたちも、みんなの記憶に残る式にしましょう。”
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