同棲中に犬を飼うのは覚悟が必要!?同棲解消になった体験談
同棲しているときに犬を飼いたくなったら、勢いで飼ってしまいそうになっていませんか?犬を飼うということは命を預かることです。特に同棲の場合は万が一別れてしまった時のことを考えなければなりません。
実は筆者も同棲中に犬を飼い始めて今も隣にいます。ですが、ここまで来るまでは平たんな道のりではありませんでした。
同棲していて犬を飼うときの覚悟や心構えなどを、筆者の体験談を交えてお伝えします。
同棲しているときに犬を飼うメリット
まずは同棲しているときに犬を飼うメリットをお伝えします。犬を迎えるときは楽しいことが頭に浮かんでしまいますが、その通りにになる以上のメリットも存在します。どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
パートナーとの会話が増える
犬を飼う前から会話が弾むカップルも、必要なこと以外話さないカップルでも、犬を迎えることでパートナーとの会話が増えることが多いです。特に子犬の場合は動きもちょこちょこしてかわいいですし、何かと目が離せません。
犬を迎えると、「今日はこんな感じだったよ」「ご飯がなくなるんだけど買ってこようか?」「お腹壊しちゃったから病院行こう!」など、2人で力を合わせて1つの命を育てていくことになります。
まるで子育てをしているような気持ちになって、絆も深まりますよ。
夜遊びをしにくくなる
仕事終わりにご飯を食べて帰ってきたり、泊まりで出かけることが多い人は、犬を迎えた瞬間からすぐに家に帰りたくなる衝動にかられます。
筆者は仕事で帰りが遅くなることが多かったのですが、犬を迎えてからはどうやって仕事を早く終わらせるかを考えるようになりましたよ。
それまでどれだけ要領が悪かったか…、犬に成長させてもらいました。
そして泊まりで出かけることが多くても、犬がいると家に置いていくわけにはいきませんよね。一緒に出掛けるかペットホテルに預けるかですが、ペットホテルもお金がかかります。
そのため、泊まりではなく家で一緒に過ごせるような方法を考えるようになります。
部屋がきれいになる
犬を飼うことと部屋がきれいになることの関係性が見当たらないと思ったあなた!子犬の頃は何でも口にしてしまって、誤飲などの危険が高い時期なのです。
そのため部屋をきれいにして誤飲などの事故を防ぐことが重要になります。
犬の目線になると意外なものが大きく見えたり、口にしたくなる形であったり意外な発見ができます。先ほど例を挙げた誤飲ですが、万が一があると命を落としてしまうことや、胃カメラで摘出するようなことにもなりかねません。
特に食べ物は匂いを嗅ぎつけてバッグから出したりもしますので、とにかく床に物を置かない!これに徹するようになりますよ。
同棲しているときに犬を飼うデメリット
犬を飼うことだけに限らず、物事にはメリットがあればデメリットもあります。同棲しているからこそ発生するデメリットをしっかり理解して、飼ってから後悔することのないようにしたいものですね。
別れたときにどちらかが引き取ることになる
実は筆者は今でこそ犬2匹と猫1匹に囲まれて暮らしていますが、犬2匹は同棲している時に迎えた犬です。犬を迎えて1年ちょっとの時に、パートナーと別れることになりました。
筆者は犬と離れて過ごすことが考えられなかったので、引き取るにはどうしたらいいかを考えて動きましたが、1人暮らしで犬2匹を予算内の家賃で暮らす物件がなかなか見つからず、困ってしまうことがありました。
何とか見つかって今のアパートに暮らしていますが、本当に苦労したことを覚えています。そして、犬にも人間の都合で別れをおしつけてしまったことを、今でも心苦しくなることがあります。
筆者の場合は引き取った側ですが、引き取りたくても引き取れず、2度と会えないパターンもあります。
遊びのお金を節約しなければならない
犬は楽しいだけではなくお金がかかります。病気になれば病院に行かなければなりませんし、年に1回ワクチンや狂犬病注射を受ける必要があります。
しかも犬の場合は病院ごとに値段設定が異なるので、地域や病院によって金額はまちまち…。そして人間のように健康保険もありませんから、病院の費用は全額負担です。
椎間板ヘルニアなどで手術を要するものになると、約100万円が必要になるなど、急な出費にも対応しなければなりません。
パートナーと旅行に行ったり外食したりしたいところですが、少し我慢して犬貯金をしなければいけなくなります。
自由に出かけられなくなる
犬がいると泊まりで出かけることも難しくなって、日帰りで出かけることが多くなります。海外旅行に行くときはペットホテルに預けて迎えに行くなど、1日多く仕事を休んだりしなくてはいけなくなります。
「犬がいるから日帰りにしよう」となる旅行も増えてくるので、家に放置せずに一緒にいてあげることが必要になってきます。
もし今「旅行に行けなくなるのは困る」と思ったら、犬を飼うタイミングではないのかもしれませんよ。
犬を飼う前の心構え
犬を飼う時のメリットとデメリットを知ることができて、それでも犬を飼いたいと思ったら、同棲中に犬を飼う前の心構えをお伝えします。できていると思っていても意外と抜けている心構えがあるかもしれませんよ。
生涯添い遂げる覚悟を決めよう!
同棲している間に迎えて2人の関係に何かあったとしても、犬には関係ありませんよね。たとえ別れることになってしまっても、「自分が一生面倒見るんだ!」と思えるくらいの覚悟を決めましょう。
同棲を解消するからと犬との関係を解消してしまうようであれば、犬の行き場がなくなって不幸な犬を生んでしまいます。どんなことがあっても、犬と一緒にいることができるのか、それだけをシンプルに考えて実行できる心構えと覚悟を持ちましょう。
犬優先になることもある
一緒にいると楽しい犬との生活ですが、犬に何かあった場合は犬優先の生活になることを覚悟しましょう。
例えば病気になったとき、どんなに欲しいものがあっても犬の病気の治療費のために我慢しなければならないことも出てきます。
ちょっとリッチな食事をしたくても、自分の食費を削ってまでも犬のためにお金を使わなければいけないことも。仕事で疲れてゆっくりしたくても散歩に連れていくことも大切です。
このように挙げただけでも犬優先で考えなければいけないことがたくさんあります。
ちょっと大変そうですが犬を大切な家族として考えると、生活の一部になってしまうと犬優先が楽しくなることもあります。
しつけが必要なことを理解しよう
犬を家に迎えたばかりの頃はかわいくて仕方がないですが、落ち着いてくるといよいよしつけを始めなければなりません。
しつけは人間社会で一緒に生きていくために必要なことで、犬のために私たちが時間やお金を使う分、
犬も人間社会のルールを理解してもらうことが必要です。お互いに理解が深まったとき、犬との信頼関係は揺らがないものになるんですよ。
犬を飼ってすぐのときはトイレのしつけや小屋に入るためのハウスのしつけがあります。
飼いやすい犬種や特徴
最後に同棲している中でも飼いやすい犬種や特徴をお伝えします。具体的な犬種もご紹介しますが、中でも重要なのは特徴です。同棲スタイルに合っている犬種は度の犬種なのかを見ていきましょう。
同棲中にも向いている犬種の特徴は「小型犬」
同棲中に犬を迎えるのであれば小型犬がおすすめです。小型犬は犬が初めての人でも飼いやすく、身体が小さいので自分で肉球まわりの毛を切ったりシャンプーしたり、ケアをしてあげることもできます。
トリミングに預けることもできますが、1回4000円以上と意外と高額。自分の美容室代を犬のトリミングに充てている飼い主もいるくらいなんですよ。自分でシャンプーができたらそれだけで節約できますよね。
そして犬飼育可のアパートでも小型犬であれば飼育していいとされている賃貸物件も多く、融通が利くことが大きな理由です。
おっとりさんは同棲カップル向け
犬にも性格があって、とにかく元気な子、ちょっとビビりな子、おっとりさんなどまるで人間のよう。同棲中に迎えるのであれば、おっとりさんはとてもおすすめ。
まったりしていることが多いので、時間をせかせかすることもなく、忙しい毎日にゆとりを持たせてくれる、いなくてはならない存在になることが多いです。
犬の性格はその犬を何回も見たり抱いたりすることで分かることもありますし、他の犬とどのように接しているかを見てもわかります。ペットショップで迎える場合は、スタッフさんに聞いてみるといいですよ。
もし性格を把握していないスタッフさんの場合は、犬と真剣に向き合っていないショップの可能性があるので、迎える場所を変えた方がいいかもしれません。
おすすめの犬種はダックスフント
ダックスフンドと言われている犬種ですが、正式にはダックスフントといいます。
ダックスフントは椎間板ヘルニアになりやすいと言われていますが、段差に気を付けることで防ぐことができますし、ちょこちょこと歩く姿が何ともかわいいんです。
そして性格もおっとりさんが多く、同性カップルにはぴったり!基本カットのいらない犬種なので、シャンプーを家ですれば節約しながら楽しい犬ライフを過ごすことができます。ちなみに筆者も自分でシャンプーして楽しんでいますよ。
胴長短足のフォルムがまた癒しなんですよね…。ぜひこの気持ちを体感してほしいです。
同棲中に犬を飼うときはよく考えてから迎えよう
同棲中に犬を飼うことは生活に潤いも出てとてもいいことです。ですが、犬を飼うことは命を預かることです。命に対して責任が持てるのかをよく考えることが大切です。
もし同棲中で犬を飼おうか迷っている人がいたら、筆者の体験が少しでも参考になればうれしいです。
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