京都で有名な地主神社!カップルも片思い中の人も良縁祈願をしよう
京都・清水寺と言えば日本を代表する古の寺院です。
名前を知らない方はいないでしょう。あまりにも有名で観光客も絶えない清水寺、縁結びのパワースポットではないと思っていませんか?
実は清水寺内には素敵なご縁を授けてくださる神社も存在しています。
清水寺とは?
まずは知っているようでよく知らない清水寺について、改めて知っていきましょう。
清水寺は京都府東山にある歴史ある寺院のひとつです。
毎年年末になると「今年の漢字」一文字を清水寺のご住職が書かれることでも知られ、私達日本人にとってはとても馴染み深いお寺です。
HP:縁結び祈願 恋愛成就 京都地主神社
住所:〒605-0862 京都市東山区清水一丁目317
アクセス:JR・近鉄京都駅から市バス 86・206・100系「五条坂」バス停下車 清水寺内
清水寺の始まりは平安時代
今現在清水寺のある場所に、寺院の起こりが訪れたのは奈良時代。
この坂上田村麻呂は妻の病気を治すため、漢方薬として知られる鹿の角を求めて音羽山へと足を踏み入れ、そこで延鎮との出会いを果たします。彼の教えに感銘を受けた坂上田村麻呂がこの地に建設したお堂こそが清水寺の始まりです。
現在見られるのは徳川家光のおかげ
坂上田村麻呂が建設した清水寺はしばらく北観音寺と言う名で呼ばれていましたが、清らかな音羽の滝にちなんで清水寺と名前を改めます。
清水寺と言う名前は音羽の滝があってこそ付けられたものだと言うことが分かりますね。
現在の清水寺の姿は坂上田村麻呂が建設したものではありません。
火事で消失してしまいそうになった清水寺は、徳川家光の命により現在の素晴らしい姿へと変貌を遂げました。
どうして寺院の中に神社があるのか
神社とお寺は似ているようでまったく違うものです。
今現在の私たちからしてみると、清水寺の中にどうして神社があるのか疑問に思うのは当然。
その謎を解く鍵が明治時代に出された「神仏分離令」にあります。
神仏分離令とは?
明治時代に入り、幕府から出された神仏分離令は日本発祥の神道を国教にしようとする思惑を持った命でした。
外国から来た仏教と、日本の神道を一緒にしてはいけないと言う命令で、この時期にはたくさんの寺院が破壊されてしまいます。
神仏分離令が出される以前は、寺院の中に神社が御鎮座していたり、神社の中に寺院があるのは決して珍しいことではありませんでした。
清水寺は神仏分離令の後も破壊されずに残ったため、寺院の中に地主神社が御鎮座していると言うわけです。
地主神社に参拝しよう!
清水寺内にある地主神社へは、清水寺の参拝料をお支払して入って行きます。
あの有名な清水の舞台を通り過ぎると左手に地主神社ののぼりが多数上がっているので見逃すことはないでしょう。
修業の場でもあった地主神社が縁結びの神様として一般の人々にも親しまれるようになったのは江戸時代に入ってから。
人々に大切にされ、愛されて生きた神社だからこそ神仏分離令の後も廃れることなく、いま現代にも残されていると言うわけです。
地主神社境内は良いパワーで溢れている!
石段を登り、石鳥居をくぐると地主神社境内に到着します。初めて訪れる方は、意外と広い境内に驚くことでしょう。
地主神社で有名な「恋占いの石」は境内中央にありすぐに目に入ってきますが、神社を訪れたのならまず大切なのは神様へのご挨拶です。
手水舎で身を清め、祓戸社で心を清める
手水舎はどこの神社でも目にするものですよね。正しい方法で手と口を清め、神様にお会いする準備を整えましょう。
地主神社には手水舎の他に、心を浄化してくださる「祓戸社」があります。
大きな悩み事を抱えている方は、「人形祓い」もおすすめ。紙の人形に厄を移して溶かしてしまいましょう。とってもスッキリしますよ。
地主神社の主祭神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」
地主神社にお祀りされているのはあの出雲大社の主祭神でもある大国主命です。
大国主命は因幡の白ウサギのお話でも知られている、とても心の優しい神様。因幡の白ウサギのお話をざっくりとご紹介しましょう。
ご縁はウサギが持ってきた!
大国主命にはたくさんの兄たちがいます。
その兄たちが八上比賣(やがみひめ)に求婚に出かける際、大国主命は荷物持ちとして一緒に付いていくことになるのですが、一番後ろを大きな袋を持って歩く大国主命の前に一匹のウサギが現れます。
このことが求婚相手である八上比賣の耳に入り兄たちは求婚を断られ、荷物持ちであった大国主命が八上比賣を妻にすることができたと言うお話です。
地主神社の境内にはご縁を結んでくれたウサギなあちこちに飾られており、絵馬には白ウサギと大国主命の姿が描かれています。
お祀りされている神様のことを良く知ると、神社への参拝がより味わい深いものになりますよね。
2組のご夫婦の神様も!
地主神社は大国主命を主祭神として、他にも二組のご夫婦が一緒にお祀りされています。
縁結びの神様である大国主命に加えて夫婦神が二組も鎮座されているとなると、素敵な出会いのご利益を期待してしまいます。
地主神社で恋占いをしよう!
片思いをしている方、今現在気になる人がいる方はその恋の行方を占ってみましょう。
地主神社境内中央には、一組の「恋占いの石」が置かれています。
何回チャレンジしてもOK!
恋占いの石は何度チャレンジしてもOK。
一度で渡りきることができれば恋の成就が早く訪れ、それ以降は少し遅れて成就するとも言われています。
恋占いの石周辺は若い女性たちがたくさん!
チャレンジしている人たちを見ていると、手助けなしにまっすぐに進む方、残念ながら最初から曲がってしまう方など様々。
曲がっていたのに途中から石の方向に向かう方もいます。恋愛成就への道筋を正確に表しているようで面白いですよ。
ちなみに、神社を参拝するには雨の日はぴったりとする考え方もあります。
雨の力で体に染み込んでしまったいらないもの、悪いものを浄化してくれるのだそうです。
見どころたくさんの地主神社!
地主神社境内には、本殿や拝殿、恋占いの石以外にもたくさんの見どころがあります。
本殿、拝殿を参拝した後は末社やパワースポットと言われる場所もくまなく見て回りましょう。
色んなご利益を授けてくださる神様がいらっしゃるので、地主神社で叶わない願いはないとまで言われています。
銅鑼の音で良縁を願おう
地主神社境内に足を踏み入れると、時折聞こえてくるのが心地よい銅鑼の音です。
体中に響き渡るような余韻深い銅鑼の音は、境内にある「幸せの銅鑼」から聞こえてくるもの。
余韻が長ければ長いほど神様に気が付いてもらえ、良いご縁が早く訪れるとされています。
良縁大国では契り糸を使って願おう
手水舎の隣には良縁を授けてくださる大国様もいらっしゃいます。
よく良縁のことを「運命の赤い糸」なんて表現がありますが、本物の糸を使って大国様に良縁を願うのが「契り糸」です。
大国様の目の前に置かれている赤色と白色の契り糸。
こうすることで願いは大国様に届き、ご縁がいただけたり、今あるご縁をより強く結んでくれるご利益を得られます。
この契り糸、新しいご縁を結ぶ前には祓戸社で「人形祓い」をしてから行うとより一層ご利益が強くなるとの噂もあります。ぜひ試してみましょう。
■契り糸とは
契り糸は、「良縁大国」様に結びつけて、縁結びを祈願するものです。絆を強くしたいと願うカップルの場合、女性は糸のついた紅色の紙に、男性は糸のついた白色の紙にご自分の名前を書き、二つの紙の糸を結んで、さらに「良縁大国」様に結びつけてください。
これから良縁に恵まれたい女性の場合、糸のついた紅色の紙にご自分の名前を書き、糸のついた白色の紙に叶えたい願い事を一言書き、二つの糸のついた紙を結んで、さらに「良縁大国」様に結びつけてください。
*男性の場合は、白色の紙にご自分の名前を書き、紅色の紙に願い事を一言書いてください。
女性の味方!「おかげ明神」と「いのり杉」
地主神社のご神木として大切にされている「いのり杉」と、その前に鎮座する「おかげ明神」も見逃せません。
特に恋愛において悪縁を断ち切り良縁を授けてくれると言われるふたつのパワースポットには必ず足を運びましょう。
■おかげ明神といのり杉
どんな願い事でも、ひとつだけなら必ず願いをかなえてくれる神さま「おかげ明神」。
「おかげ」とはご利益のことで、特に女性の守り神として厚い信仰を受けてきました。
地主神社で良縁を願い、恋を叶えよう!
清水寺境内になる地主神社、とても賑やかな観光地ではありますがその効果は絶大。
訪れた際はしっかり時間を取って境内をくまなく見て回りましょう。恋する女性たちの明るいパワーを分けてもらえる地主神社へぜひ出かけましょう!
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