女子とのお花見デートで使える!桜の種類と桜に関する豆知識

皆さんは「春」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?

卒業式や入学式などの行事だったり、新じゃがや新タマネギ、きすなどの旬の食べ物を想像する人もいるでしょうか。

しかし、春といえば、やはり外せないのはお花。

中でも桜は、老若男女問わず、日本人である誰もが愛する花のひとつで、その美しさに私たち日本人だけではなく外国の人も魅了しています。

今回は、そんな桜についてお話ししていこうと思います。

「種類はいくつ位あるのか」「地域によって異なることはあるのか」お花見デートで使える豆知識も合わせてご紹介していきますよ!

日本人が好きな花ランキングを見てみよう!

まずは手始めに、桜はどれほど日本人に好かれているのかを調べてみることにしましょう。

インターネットで検索していると、好きな花ランキングというものを発見!好きな花ランキングはいくつかあるのですが、ランキングに入ってくる花は大体同じのようです。

<日本人が好きな花ランキング>
第1位 桜
第2位 バラ
第3位 あじさい
第4位 ガーベラ
第5位 ひまわり
第6位 キンモクセイ
第7位 ラベンダー
第8位 スズラン
第8位 チューリップ
第10位 梅

やはり、桜は日本人が愛して止まない花のようです。

桜を好きな花にあげた人の声としては、

  • 「パッと豪華に咲くところが優雅」
  • 「春を知らせる花で、ピンクが他の花より上品」

という声がありました。

「咲きっぷりも見事だけど散り際まで美しく、日本人の美徳を感じられるから」と桜を人生になぞらえている声も上がっており、花の美しさもさることながら、存在自体を愛している日本人が多いようです。

樹木の花で、同じように春の到来を告げる花としては梅もランクインしています。

桜を「華やか」と例えるなら、梅は丸みを帯びている分、「可憐」なイメージがありますよね。

どちらも日本的で、香りでも楽しませてくれますが、トータルで考えるとやはり桜が根強い人気を誇るのかもしれません。

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桜には9種類ある!?地域に特有の桜もあるって知ってた?

さて、桜がいかに日本人に愛されているかを知ったところで、早速本題に入っていくことにしましょう。

桜には他の花と同じく何種類かあります。

野山に自生する桜の木の基本的な種類は9種類と言われており、そこに園芸品種が加わると600種類になるとも。

< 桜の基本9種 >

・ヤマザクラ(山桜)
日本の桜の中でもっとも歴史のある桜。主に本州中部以南に自生しています。
・オオヤマザクラ(大山桜)
山桜よりも大ぶりな花でバラのような色をした花色が特徴。本州中部以北に自生。
・カズミザクラ(霞桜)
山桜に似ていますが、花や葉の部分に産毛のような毛が生えています。北海道・本州・四国に自生。
・オオシマザクラ(大島桜)
白色の花と若葉の組み合わせが何とも優雅な桜。葉っぱは塩漬けにされ桜餅を包みます。伊豆諸島・伊豆半島南部に自生。
・エドヒガン(江戸彼岸)
早咲きの桜で、枝が下垂しているものが、いわゆる“しだれ桜”。本州・四国・九州と広く日本に分布しています。
・チョウジザクラ(丁字桜)
漢字の“丁”に似ている花の形から名付けられた桜。東北地方の太平洋側の低山地や関東地方、中部地方に分布されています。
・マメザクラ(豆桜)
別名をフジザクラ、ハコネザクラともいい、低木状の木に小ぶりな花をいっぱい咲かせます。富士や伊豆、房総を中心に自生しています。
・タカネザクラ(高嶺桜)
別名ミネザクラ。北海道にあるチシマザクラの仲間の桜です。北海道や本州中部以北の亜高山帯に分布しています。
・ミヤマザクラ(深山桜)
遅咲きの桜で、他の桜とは花の付き方が違うのが特徴。主に北海道に自生していますが、九州でも見ることができます。
・カンヒザクラ(寒緋桜)
鐘型の濃紅色の花を咲かせる寒緋桜は、琉球列島や鹿児島県に古くから自生しており、石垣島や久米島などでは野生化しているとも。中国南部や台湾に自生しています。

桜と言えば、“ソメイヨシノ”が有名ですが、今紹介した大島桜、そして彼岸桜の雑種と言われており、実は基本種には含まれていません。

とはいえ、生命力が強くどの環境でも対応できるソメイヨシノは、日本全国に分布しているわけですが・・。

本州の中でも、たとえばマメザクラは富士や伊豆などを中心に咲いている桜なので、その場に行かなければ見られないということもあるでしょうし、大島桜や寒緋桜もその通りですよね。

桜と一括りで言っても、地域によって自生している種類が異なるので、お花見デートの際は、ぜひその点にも注目してプランニングしたいものですね。

嫌味に思われない!お花見デートでさりげなく使える桜の豆知識

ここからは、お花見デートに使える豆知識をご紹介していくことにしましょう。

とはいえ、豆知識は、ネタや言い方によっては“嫌味”と取られてしまうこともあります。

そこで、ここでは恋人や好きな人に嫌みと思われない程度の「ライトな豆知識」を集めてみましたので、状況に合わせて活用してみて下さいね。

お花見っていつから始まったの?

さて、ここからはお花見デートに使える豆知識をお話ししていくことにしましょう。

まずは、「桜と言えばお花見!」「お花見と言えば桜!」ということで、お花見のルーツについて見てみましょう。

そのルーツは、平安時代まで遡ります。

平安貴族の間で流行っていたものと言えば、和歌があります。和歌はその時の自分の感情を詠んだりラブレター代わりとして使われ、平安貴族の間では非常にポピュラーなものでした。雅なものが大好きだった平安貴族たち、美しい桜を詠まないわけがありませんよね。

桜を愛でながら、宴を開いては歌を詠む、それこそがお花見のルーツとされています。

実は桜はバラ科の花!?

先程、好きな花ランキングをお話ししてきましたが、その順位を覚えているでしょうか?第1位が桜で、第2位がバラでしたよね。

実は桜、元を正せばバラ科の花。

つまり、属性で言えば桜もバラも同じ花ということになります。

桜と言えば日本的なイメージが強く儚げな美しさが魅力の花、バラは欧米諸国のイメージが強く華やかさが魅力の花。

まったく異なるようですが、実は同じだったんですね。

お花見で飲むお酒には意味があった!?

お花見と言えば、桜の木の下でお酒を飲むことが恒例となっています。
そのために前の日、あるいは前々日から場所取りをしたりする人もいますよね。

桜の木の下でお酒を飲むことは昔から行われてきたことですが、実はこれ、大きな意味があったんです。

今はどちらかと言うと、職場や仲間内で親睦を図るために行うことが多いですが、昔は神事として桜の木の下でお酒を飲んでいました。

昔々、神様の中に山の神様である“サ神”がいました。人々は山の神に祈りを捧げるため、サ神が鎮座する桜の木の下にお供え物をし、お神酒を飲んだのだそう。

元々の意味を知ると、桜の木の下でお酒を飲むことも、ちょっと身が引き締まりますよね。

そうして考えると、「楽しいからと言って羽目を外してしまう」というのは、ともすれば罰当たりと言われても仕方ないのかもしれません。

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桜色ってどんな色?

桜色と聞くとピンク色を思い浮かべますが、実際のところ、桜には白色の桜もあります。

私たちがよく目にする桜と言えばソメイヨシノですが、ソメイヨシノの色はピンクではなく白です。

  • では、なぜ桜色はピンクなのか?
  • 桜色とは、何の桜の種類を見てピンク色になったのか?

その答えは、日本古来の桜、ヤマザクラです。

ヤマザクラの花の色はソメイヨシノと同じく白色ではあるのですが、葉っぱの色がやや赤みがかっていると言います。満開の山桜を遠目で眺めた昔の人がピンクに見えたことが、その由来と言われています。

桜東風(さくらこち)ってしってる?春を知らせる風のこと

桜は春を知らせる花と言われていますが、同じようなニュアンスで言われている風があります。

それが、桜東風です。

春に吹く風では、「春一番」が有名ですが、気象庁の定義では、「立春から春分の間に吹く風で日本海に低気圧があり強い南寄りの風で気温上昇があること」とされています。

桜東風はそんなことではなく、桜の咲く頃に吹く東風のことをいい、梅の花が咲く頃ならば梅東風といいます。

正直、立春から春分の間(2月から3月の中旬)って寒いですよね。決して春を感じることはなく、桜が咲く頃だったら体感的にも温かさを感じて、春が来たなって思えますよね。

「桜の他にも春を知らせるものってあるんだよ!」ということで、「桜東風」をいうことができたら、聞いている相手に対して知的な印象を与えることができるかもしれませんね。

「桜前線」って説明できる?

よく春になるとニュースで言われる桜前線。

何となく分かるけど、実際に説明しろと言われると言葉に詰まる人は少なくないのではないでしょうか。

桜前線とは、桜が咲いている地域と咲いていない地域の境界線をさします。

この桜前線の境界線となる基準の桜は、日本全国に分布しているソメイヨシノです。桜前線は南から北へと移動していきますが、この移動には当然ながら気温が左右し、気温差の少ない西日本と東日本の移動には1日30キロメートルの早さで北へ進むと言われています。

しかし、気温差の激しい東日本と北日本では18キロメートルと速度を落としながら北上することとなります。

東北や北海道では、桜が咲く時期が少しだけ遅くなってしまうのはその点にあるようです。

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気になる桜の花言葉は?男性諸君はお花見デートで使えるかも!?

さて、桜の豆知識と言えば、外せないのが「花言葉」かもしれません。ご承知かもしれませんが、花にはそれぞれ意味があり、それらのことを花言葉と言います。

たとえばバラなら愛や美、ユリなら純潔や無垢といったように、それぞれ意味を持ち、贈る相手へのメッセージなどに使われています。

当然ながら桜にも花言葉は存在しています。

桜の花言葉は、「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」といった意味があります。

種類によっても花言葉があります。

  • ソメイヨシノなら「優れた美人」「純潔」
  • しだれ桜は「優美」「ごまかし」
  • ヤマザクラは「あなたに微笑む」

という意味が。

なお、花言葉は全世界にも存在し、国によっても意味合いが異なってきます。

フランス語での桜の花言葉は、「忘れないで」というらしく、散り際の美しい桜を表現したと言われています。しだれ桜の「ごまかし」という花言葉はともかく、他のものはあまり悪い印象の意味ではありませんよね。

気になる人とのお花見デートの際に、豆知識として活用してみてはいかがでしょうか。

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桜の種類や豆知識を使って一年に一度の春を楽しみましょう!

今回は、お花見デートの際に使える桜の種類や豆知識をご紹介してきました。

桜と言ってもその種類は多く、もしかしたらその地域でしか見られない、珍しいものもあるかもしれません。

ぜひ、お花見デートの際は今回ご紹介した桜の種類を参考にプランニングし、豆知識を織り交ぜながら、年に一度のお花見デートを楽しんで下さいね。

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