わたしだけの演奏会

    作者:お柿

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大学生の頃、彼氏と付き合って初めての私の誕生日。
誕生日の日もバイトが入っていた私はバイト終わりに彼氏と合流。
チェーンのイタリアンでご飯を食べ、一人暮らしのアパートまで送ってもらうと玄関のドアに彼からの手紙が。

「誕生日おめでとう。これからもずっと仲良くしてね。家の中にプレゼントがあります。」といった内容でした。
家に入ると私の好きなアパレルブランドのカバンが置いてありました。

サプライズを用意してくれていたことに感動していると、用事があると帰って行ったはずの彼氏が薔薇の花束とともに登場。
そして片手にはバイオリン。

彼は小さい頃からバイオリンを習っている人でした。
今まで何度演奏を聴かせてほしいと頼んでも頑なに拒んでいた彼。
この日の為にMr.Childrenの「口笛」という曲を練習してくれていたようで、弾いてくれました。

私を喜ばせようといろいろ考えて準備してくれたことにじーんと胸が熱くなり、演奏を聴きながら号泣しました。
その彼とは別れてしまいましたが、今でも最高な誕生日の思い出です。