憂鬱な満員電車

コンテンツ名とURLをコピーする

社会人1年目、毎朝満員電車の中通ってました。
車内はぎゅーぎゅーできついし、もちろん座れなくて、憂鬱だった毎朝がある出会いで一変したのです。

電車に乗ると、頭ひとつ飛び抜けてる外人さんがいました。身長180越え、鼻も高いし凄くカッコいい…いつもいるなーと思いながらも、目の保養程度で最初は気にも留めてなかったんですが、ある日いつものように電車に乗ると、外人さんがすぐ近くに立っていました。
近くで見るのは初めてだったので、興味本位でチラチラとその方を見ていたんです。
そしたらバチっと目が合ってしまい…外人さんはニコッと笑ってくれました。
それから毎朝、電車で目が合うたびにニコッとお互い笑い、会釈をして…が続きました。

そんなあるとき、いつもの電車でいつものように目があって笑い合い会釈をし、(よし!目の保養!今日も頑張るぞ!)と電車を降りて階段を上がった時…外人さんが上で止まっていました。
まさかの私を待っていたのです。
私はびっくりして固まってしまいました。
でも外人さんはニコッと笑いながら「いつも同じ電車だね(^^)マイケルです!今日は話しかけようと思ってました(^^)」と言いながら握手を求めてきました。
私の中ではキラキラしてる外人さんにしか見えず…すごくドキドキしながら乗り換え電車の所まで話しながら歩いたのを覚えています。
それからは毎日続き、LINEを交換して連絡を取り合うようになりました。
私が満員電車は憂鬱だということ、英語を話せるようになりたいことなどLINEで送ると、マイケル(仮)は「じゃあ僕がその憂鬱な気分を変えてあげるよ(^^)まこには、常に笑顔で僕を見て欲しいからね!」と言ってくれて…それ以降、私が満員電車で憂鬱にならないようにと、車内も隣になれるように入り口にいてくれて終点まで小声で話し、乗り換え電車までずーっと明るい話題をふってくれて…マイケルのおかげで、憂鬱な朝の満員電車が一変して、ドキドキの満員電車になりました!

マイケルには家庭があることを知り、すぐさま恋愛という文字は消え去りましたが(笑)
それでもマイケルとは奥様、お子さんを含めて交流もあり、英語も教えてくれる今でも良き友人です!

まさかの憂鬱な満員電車が、私に最高の出会いをプレゼントしてくれました!



written by しん

エピソード投稿者

しん

女性 投稿エピ 4