彼と過ごす初めてのクリスマス。
私たちはイルミネーションが見られる遊園地に行きました。
アトラクションに乗ったり、ご飯を食べたり、写真を撮ったり。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
最後に大きな観覧車に乗りました。
観覧車から見える景色はすごく綺麗で、私も彼も大はしゃぎ。
すると彼が
「ねえ、るな。プレゼントがあるんだけど、後ろ向いて目つぶって?」
と言いました。
私が後ろを向いて目をつぶると、なにやら首あたりでごそごそし始めました。
「まさか…これって少女漫画でよく見る、ネックレスのプレゼントのやつじゃ…!!」
と思いすごく緊張しました。
でも…
「うーん」
「あ、あれ?」
「…んん?」
なにやら彼の怪しげな声がしました。
「どうしたの!?」と私が振り返ると、
「ネックレスつけてあげようと思ったんだけど、手が…冷たくて…」
と恥ずかしがりながら彼が言いました。
私は思わず笑ってしまいました。
そのあとは、温かい飲み物を買って手を温めて、
今度はちゃんとネックレスをつけてもらいました。
大好きな彼とのほっこりエピソードでした。
written by たの
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