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運命の出会いは教室の片隅で

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元になったエピソード

これは私が中学3年生のときのおはなし。

その彼とは3年生で初めて同じクラスになりました。ほとんど話した事がなかった彼は、すごく目立つタイプでもないけどいつも仲良しの男子とじゃれあってて「こどもっぽい人だなー」という印象でした。

しかも私の友だちがいつも猛アタックしてて、それをしれーっと交わすというのを見てたので私の中では「〇〇ちゃんの好きな人」という感じで全く恋愛対象ではありませんでした。

3年生も半年を過ぎようとしたある日の席替えでたまたま隣の席になった彼。
いつも男子同士でつるんでいるし今までほとんど話した事がなかったけど、授業中にコソコソ机や教科書にラクガキしたり消しゴムで遊んだり、、、私も一緒になってコソコソ遊んでいたらだんだん笑いがこらえられなくなり、授業中に「静かにー!!」と2人して先生に注意される事も度々。
なんだか思ってたイメージと違ってとても話しやすくて「めっちゃおもしろい子だ‼︎」

でも友だちの好きな人と思ってたのでただただ面白い友だちとしか思ってなかったけど、ある日同じクラスの親友に「絶対彼の事好きやんな⁈」と言われて、初めてこれが恋だと気付きました。

彼の事が好きだと気付いてからは彼との時間はドキドキでそれを気付かれないよう平然を装うのが大変でした。
彼を好きだと言ってた友だちに罪悪感を抱いていた私は、ある日思い切ってその友だちに「ごめん‼︎私も彼の事好きになっちゃったみたい。。」と告白。すると彼女は新しく別に好きな人がいたらしく、「いいやん‼︎頑張ってー‼︎」と背中を押してくれました。

そして卒業が近づいた3月、彼とは志望校が違うかった私に親友が「これ彼のアドレスやから告白してみな‼︎」と連絡先を教えてくれ、ドキドキしながら「突然メールごめん。好きです。よかったら付き合ってください。」とメールを送ってみました。
だけど待っても待っても返事はこず、送らなければ良かったと後悔していると次の日、「OK‼︎」とシンプルな返事が返ってきました。

後から聞いた話、彼は私が初恋だったらしく自分が好きなのかどうかわからなかったから返事に悩んでた、でも一緒にいて楽しいからOKしたんだーと話してくれました。
それから卒業まで毎日一緒に下校したのを今でも覚えています。

たまたま隣の席になったのがきっかけだったけど、きっとあれは運命だったんだなと思います。

あれから15年、その彼が今のダンナさんで男女1人ずつのこどもにも恵まれ家族4人で幸せな毎日を送っています。

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written by みーたん